目の疲れ、首こりが原因かも?首の後ろをほぐして眼精疲労&首こりを解消する簡単ストレッチ

 目の疲れ、首こりが原因かも?首の後ろをほぐして眼精疲労&首こりを解消する簡単ストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2025-06-06

長時間のスマホやパソコン作業で、なんとなく目が重だるい…。そんな時には、目のまわりのマッサージをしたり、目元を温めたりしますよね。でも、その疲れの原因、実は首こりかもしれません。そこで今回は、後頭部や首も後ろの筋肉を緩めて目の疲れも同時に改善する、簡単なストレッチをご紹介します。

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眼精疲労の原因

現代人は、目を酷使する時間がとても長くなっています。しかし、眼精疲労の原因は、目を使い過ぎているだけではありません。

近くを見続ける

近い物を長時間にわたって見続けると、目の周辺の筋肉が緊張し、ピントが合いにくくなります。その結果、見えにくさや疲れにつながります。

ドライアイ

涙には目をバリアする大切な役割りがあります。そのため、涙が出にくくなるドライアイによって、目の不調や不快さを感じるケースもあります。また、目のかすみや充血なども、眼精疲労の一因になります。

首まわりの緊張や凝り

首まわりの筋肉が硬くなることで、眼精疲労につながるケースもあります。なぜなら、首の深層部には、顔や目の動き関わる筋肉があるからです。緊張したまま放置すると眼球の動きが制限され、視界がぼんやりして不快感や疲れにつながります。

また、首や背中を通る自律神経のバランスが乱れやすくなり、目だけでなく、全身のだるさや頭痛を引き起こすこともあります。

眼精疲労を改善するためにセルフでできること

まずは、目を酷使しない習慣をつくることが基本です。長時間、パソコンやスマホを使い続ける時は、1時間ごとに画面から目を離し、遠くを見て目を休ませましょう。また、意識的にまばたきを増やすのも効果的です。

後頭下筋群
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そして、目だけでなく、首や肩まわりの筋肉をほぐすことも大切です。特に、後頭部の深い位置にあり、眼球の動きをサポートする後頭下筋群を緩めること。

頭板状筋・肩甲挙筋・僧帽筋
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首の後ろの頭板状筋肩甲挙筋、背中上部の僧帽筋をストレッチして緩めることで、血流が良くなり、自律神経のバランスも整いやすくなります。

首の後ろをほぐして眼精疲労&首こり解消!座ってできる簡単ストレッチ

今回ご紹介するエクササイズは椅子に座っても床に座ってもOK。楽な姿勢で座り、背筋をスッと伸ばしましょう。目を閉じて行うと、よりリラックス効果が高まります。

<やり方>

首の後ろのくぼみをほぐすマッサージ
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1)首の後ろのくぼみに手を添え、小さな円を描くように指先でやさしくマッサージする。マッサージをする時は、肩の力を抜き、心地よい力加減で行いましょう

あぐらで座り、頭の後ろで両手を組み、背筋を伸ばして頭を前に倒す首の後ろのストレッチ
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2)後頭部で両手を組み、背筋を伸ばしたまま頭を前に傾け、首の後ろ全体をストレッチする。呼吸が浅くならないように、深い呼吸で10秒~15秒程度を目安にキープしましょう

あぐらで座り、頭の後ろで手を組んで頭を斜め右下に倒す首から背中のストレッチ
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3)頭を斜め右下に傾け、後頭部~首の左側~肩にかけてストレッチする

4)頭を斜め左下に傾け、反対側も同様に行う

痛みや違和感がある場合は、角度を調節し無理をしないこと。目と首の筋肉は密接な関わりがあります。意外かもしれませんが、「目が疲れた」と感じた時こそ、首まわりを緩めることで、すっきりリフレッシュすることができますよ!

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