胸を開いて、肩がふわっと軽くなる。リズムでゆるめる背骨ストレッチ

胸を開いて、肩がふわっと軽くなる。リズムでゆるめる背骨ストレッチ
photo by HINACO
HINACO
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2025-05-15

肩まわりが凝り固まって、背中もガチガチ。姿勢を正そうと思っても、背中の上のほうが固まって動かない、そんな経験はありませんか?今回ご紹介するのは、拳を前後にリズミカルに揺らしながら背骨をほぐすストレッチ。あえて少し勢いを使いながら、背骨上部(胸椎)をしならせて動かすことで、固まりがちな上半身を一気にリセットしていく、ややアクティブな動きです。動作自体は簡単にトライできる内容となっています!

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どこに効く?どんな動き?

このストレッチで主にアプローチするのは、以下のような筋肉と関節です。

胸椎(背中上部の背骨)

胸椎は、肩甲骨の高さから腰の上部にかけてある12個の背骨の集まりで、本来は呼吸や姿勢を支える“しなやかさ”が求められる部分。しかし現代人は猫背・巻き肩などの影響でこの部分が硬くなり、背骨全体の動きが制限されていることが多くあります。
今回のストレッチでは、拳を少し勢いよく後方に揺らし、背骨上部をしならせるように動かすことで、胸椎の伸展(そらす動き)と可動域を引き出すことができます。

胸椎
イラストAC

胸椎にアプローチすることで得られるメリットは
・猫背や巻き肩の改善
・肩甲骨が滑らかに動き、肩こりが軽減される
・背骨全体のしなやかさが戻り、自然な姿勢が保ちやすくなる
・深い呼吸がしやすくなり、自律神経の安定にもつながる

大胸筋・小胸筋(胸の筋肉)

胸の前側にある筋肉たちですが、現代人はスマホやPC作業で常に縮こまっている状態。肩を内側に引っ張る力が強まると、巻き肩・浅い呼吸・肩こり・首こりなど、さまざまな不調につながります。拳を後方に引き、胸を自然に開くこの動きでは、大胸筋・小胸筋が心地よく伸び、姿勢や呼吸を妨げていたこわばりがゆるんでいきます。

大胸筋・小胸筋にアプローチすることで得られるメリットは
・肩の位置が正しい場所に戻りやすくなる
・胸が開き、呼吸が深まりやすくなる
・首や肩への負担が軽減される

今回のストレッチでは、「胸を張ろう」と意識しすぎずに、動きの中で自然に胸がひらいていく感覚を味わうことができます。

リズムでほぐす背骨ストレッチのやり方

あぐらは避けて正座、もしくはイスに座り、両手を頭上で組みます。

背骨ストレッチ
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②少し下腹部に力を入れておき、腰をそらないように気を付けながら、拳を後ろに後ろに引っ張るように前後へ揺らして、背骨上部をしならせるようにほぐします。30秒程度行いましょう。
慣れてきたら秒数を伸ばして頂いても構いません。

背骨ストレッチ
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