【睡眠の質を上げるにはどうすればいい?】深部体温に働きかけてよく眠れる体になる「安眠ヨガ」
なかなか眠れない、寝つきが悪い、眠りが浅い……など、睡眠に関する悩みを抱えている人の割合は実に5人に1人と言われています。1日の中で約1/3を占める睡眠時間を質の良い時間にするために、1日の疲れを手放すヨガのポーズをご紹介します。
不眠の原因はさまざま
不眠をはじめとする睡眠に関する悩みを引き起こす原因は人によってさまざまです。心配ごとやストレス、環境から引き起こされる心理的な影響や、生活習慣病、病気の影響、アルコール依存やカフェインの摂り過ぎなどによるもの。また寝る直前までスマートフォンを見ていたり、眠れないからといってネットサーフィンやゲームなどをすることも不眠の原因になると言われています。
※病気の影響やアルコールやカフェインの摂りすぎによる不眠は、医師や専門家の指導が必要です。
睡眠不足は不調の原因に
できることなら朝はスッキリ気持ちよく目覚めたいもの。しかし、眠りが浅かったり、寝つきが悪いなどの不眠が続くと、充分な睡眠時間が確保できません。心身の疲れが取れず、朝から体の重だるさを感じたり、起きるのが億劫になるなど、目覚めの悪さを引き起こしてしまいます。また日中もやる気が起きなかったり、仕事で集中力が低下することで作業効率が低下するなど、パフォーマンスの低下に繋がることがあります。
ほかにも些細なことでイライラしやすくなり人間関係のトラブルに繋がったり、肌荒れの要因となる場合もあります。
体温と睡眠は親密な関係にある
私たちの体温は睡眠と深い関係をもっています。活動する日中は体温が高く保たれ、眠りにつく時には深部の体温が下がります。それによって体と脳が休息できるという仕組みになっています。
深部体温を上げるにはヨガがおすすめ
スムーズな入眠のためには、一度体の体温を上げて睡眠に向けて体の深部の体温を下げていくのがベスト。睡眠時間の1〜2時間くらい前に40度程度のお風呂にゆっくり浸かることや、体の循環を良くして体を温めるヨガがおすすめです。
また睡眠の質を高めるためには活動モードを司る交感神経を鎮め、リラックスを深める副交感神経を優位にする必要があります。ゆっくりした呼吸をしながら行うヨガのポーズは、リラックスを深め副交感神経を優位に導くので、睡眠前にはベストなのです。
スムーズな睡眠につながる安眠ヨガ
ゆっくり呼吸をしながら自律神経の通り道である背骨を動かし、背中の緊張を解いてリラックスを深めるヨガです。また、鼠蹊部のリンパ節を刺激することで、疲労も解放できます。
①仰向けになり右膝を立てます。
②両手で右膝を抱え込み、息を吸いながら胸の前に引き寄せましょう。
③右膝の外側を左手で持ち、息を吐きながら左側に倒しお腹からねじります。そのまま3〜5呼吸キープ。
※反対も同様に行います
動画で確認したい方はこちら
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