【腰痛改善・背中を丸めて左右に揺れるだけ】座って簡単!背中・腰の緊張を解くストレッチ

 【腰痛改善・背中を丸めて左右に揺れるだけ】座って簡単!背中・腰の緊張を解くストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2025-04-14

慢性的な腰痛に悩む人必見!今回は、椅子に座ったままできる、簡単な腰痛改善ストレッチのご紹介です。硬くなった背中や腰まわりの筋肉を解して、腰の痛みや違和感を手放しましょう。

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腰痛が起こる原因

腰痛は、肩こりなどと同様に、誰もが経験し得る最も身近な不調です。お尻や脚、背中など、広範囲に症状が出ることもあり、原因は様々で、特定できないケースもあります。
腰そのものに問題があるだけでなく、様々な要因が絡みあって起こると考えられています。

1ライフスタイル
重労働や激しい運動をする機会が多い人は、腰に負荷がかかることで筋肉が硬くなり、腰痛になりやすいと言われています。また、同じ姿勢が続くデスクワークの人にも腰痛が多く発生します。これは、股関節や、その周辺の筋肉が硬くなり、柔軟性が失われることが原因。筋肉の緊張から巡りが悪くなり、腰痛を引き起こすと考えられています。

2筋力の衰え
運動不足による筋力の衰えもまた、原因の一つです。運動する機会が少ない人は、まず日常生活を見直し、腰痛になりにくい体を作ることが大切。特に体幹部分の衰えは、反り腰など姿勢の乱れにつながり、腰に大きな負担をかける結果に。腹筋や背筋、お尻や脚など、姿勢を保つ筋肉を衰えさせないことで、腰痛の予防や改善につながります。筋肉量が増えることにより、血流がよくなるので、筋肉を柔軟に保てるようになります。

3ストレス
腰痛は、体だけでなく、メンタルヘルスから起こる可能性もあります。ストレスは自律神経の乱れにつながり、呼吸や内臓の働き、睡眠の質など、様々な点でバランスを崩す原因に。体内の巡りが滞ることで、腰痛など、肉体的な不調が起こりやすくなります。日ごろからストレスを感じている人は、まず溜め込まないこと。そして、ストレスが溜まらないような環境作りをすることも大切です。

腰痛を改善するポイント

腰痛の原因を特定できなくても、改善策として共通するのは、血行を促進し、巡りの良い状態を保つことです。まずは、腰痛を引き起こす原因となる、筋肉の緊張を解くこと。背中~腰まわりの筋肉を緩めることが大です。筋肉の柔軟性を高め、巡りの良い状態を保つことで、腰痛改善を目指しましょう!
 

背中を丸めて揺れるだけ!座ってできる腰痛改善ストレッチ

椅子に座ったまま、デスクワークの合間にできる簡単なストレッチです。自分の体の重みを使って、凝り固まった筋肉をじんわりとほぐしましょう。

〈やり方〉

1)脚を楽な幅に開いて椅子に座り、頭の後ろで手を組んで姿勢を整える。

頭の後ろで手を組み、背筋を伸ばして椅子に座った体勢
Photo by Reiko Sudo

2)息を吐き、背中を丸めながら上体を前に倒す。膝のあたりまで来たら、左右に体を揺らし、背面全体を緩める。

頭の後ろで手を組み、背中を丸めて上体を前に倒した体勢
Photo by Reiko Sudo

3)更に上体を前に傾け、お腹と腿がつくところまできたら両手を解く。

椅子に座り、背中を丸めて上体を前に倒し両手を床に下した体勢
Photo by Reiko Sudo

4)背中や腰まわりに呼吸を通しながら、上体を左右に4~5回程度揺らし、背中~腰まわりの筋肉を解す。

椅子に座り、背中を丸めて上体を前に倒し左右に体を揺らす腰まわりのストレッチ
Photo by Reiko Sudo

〈ポイント〉

一番のポイントは呼吸です。深い呼吸と共に、体を揺らしながら筋肉の緊張を解きましょう。体を前に倒す時は、お腹を縮め、背中をしっかり丸めること。背骨の隙間を広げるイメージです。
体を起こす時は、頭が最後になるように、背骨を丸めながらゆっくり元の体勢に戻りましょう。

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頭の後ろで手を組み、背筋を伸ばして椅子に座った体勢
頭の後ろで手を組み、背中を丸めて上体を前に倒した体勢
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