肩こりの人は脇もガチガチ？固まった脇をさするだけ！肩こり解消セルフ前鋸筋ほぐし

前鋸筋と肩こりの関係とは？

前鋸筋とは脇の下付近にあり、肩甲骨の内側から肋骨の外側につながる筋肉。肩や肩甲骨の動きに深く関わるとともに、腕を上げる動きをサポートしています。

前鋸筋は日常ではあまり意識することのない筋肉かもしれませんが、前鋸筋が硬くなると肩が上がってすくんだような状態に。肩が上がった状態が続くと肩まわりの緊張状態も続くため、肩こりを引き起こします。

つまり、肩こりの人は前鋸筋も同時に硬くなっていることが多いと考えられており、肩こりを改善するには直接的に肩の筋肉をほぐすだけではなく、前鋸筋のある脇の部分をほぐすことが大切です。前鋸筋の緊張が解けると、肩が自然に下がり、肩甲骨や腕の動きもスムーズに！その結果、肩こりが楽になります。

脇をさするだけ！肩こりを楽にするセルフ前鋸筋ほぐし

今回ご紹介するのは、どこでもできる簡単なセルフケアです。座ったままできるのでこまめに行うことをおすすめします。

＜やり方＞

１）お尻の下にクッションやブランケットを敷いて、あぐらのような楽な体勢で座る。椅子に座ってもOK

２）左腕を上げる。肩が詰まる場合は、肘を緩めてもOK

３）右手を脇の下に添え、肩甲骨のあたりから胸の横に向かって、脇の下を後ろから前に10回ほどさする

４）右手で脇をさすりながら、左腕を上下に10回ほどゆっくり動かす

５）腕を入れ替え、反対側も同様に行う

ポイント

腕を上げる時は無理のない範囲でOK！真上に上げることがキツい場合は、真上ではなく斜め上でも、肘を曲げても構わないので、肩や首まわりが緊張しないようにしましょう。そして、脇をさする時は力を入れすぎないようにやさしい力加減で行うこと。深い呼吸と共に丁寧にほぐします。

また、左右差がある場合もあります。どちらかが極端に硬い場合は少し長めに行うなど、調整しながらやってみましょう。こまめに行うことで、徐々に肩まわりが楽になってくるはずですよ。