【寝る前1ポーズ】ぐっすり眠るためのチャイルドポーズ|枕を抱きかかえてリラックス効果アップ
安眠するために寝る前に心と体をゆるめることはとても大切です。今回は呼吸を深めてリラックスしながら、疲れた腰まわりを楽に伸ばすことができる、枕を使ったエクササイズをご紹介します。
呼吸が深まれば心身がゆるむ
気持ち良く眠るために、ゆったりとした深い呼吸をするというのは大切な条件の一つです。日中の活動時には交感神経が優位に働いて心身が緊張状態にあるため、気がつかないうちに呼吸が浅くなっていたり、呼吸を止めてしまっていることがあります。夜は交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを高めることが理想です。ゆっくりとした呼吸は副交感神経を活性化させて心身の緊張を取り除いてくれます。
膝を開いたチャイルドポーズ
今回ご紹介するエクササイズは、枕を使って、膝を開いて行うチャイルドポーズです。
効果としては、
● 疲れのたまりやすい腰回りを気持ち良く伸ばせる
● お腹の下にスペースができるので、膝を揃える通常のチャイルドポーズでお腹が太ももに当たって苦しく感じる人でもやりやすい
● 太ももや足首のストレッチ
などが挙げられます。
枕を使うと、枕がお腹と胸をサポートしてくれるので上半身を深く倒さなくても良いため、楽にポーズが取れます。また、枕に身をゆだねることでリラックス効果がアップ。副交感神経の働きが活性化して呼吸が深まりやすくなり、スムーズな入眠につながります。
<やり方>
1)正座で座ったところから足の親指どうしをつけたまま、膝を外側に大きく開く(腰幅より広い程度)。正面に枕やクッションを縦向きに置く
2)上半身を倒して枕の上に胸とお腹をのせる。体の硬さが気になる人は枕やクッションを重ねて高さをつける。腕は力を抜いて、枕を両脇からそっと抱えるように。腰回りの伸びや、枕に上半身をゆだねた感覚を味わいながらゆっくりと呼吸をしてリラックス。呼吸の深まりを意識する
3)終わったら仰向けになって両膝を抱えて、開いていた股関節を閉じる。膝を抱えたまま体を左右に揺らしてさらに脱力する
寝る前におすすめのポーズなので、「なんだか寝つきが悪いな」と感じた夜、ベッドの上でぜひ試してみてくださいね。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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