あぐらが楽になる！「ゆらす」×「伸ばす」で股関節の柔軟性を無理なく高める「ゆるゆらストレッチ」
あぐらで楽に座れるようになりたい！股関節の硬さを改善したい！そんな方にオススメの股関節ストレッチ。揺らすｘ伸ばすで無理なく心地よく股関節の硬さを解放していきましょう！
「ストレッチの姿勢がつらい」
「体を柔らかくするためには、ストレッチしましょう！」といわれても、「そのストレッチの姿勢自体ができないんだよね・・」と思うことはありませんか？しかし、筋肉は動かさないと硬くなり、筋力が低下します（ケガや病気で寝たきりになると、数日ですぐに筋力や柔軟性も低下しますよね）。だからこそ、可能な限りのできる形からストレッチや体を動かすことが大切です。
股関節が硬すぎてあぐらの姿勢がつらいという場合は、まずはあぐらで前屈するよりもあぐらで横に揺れるところからスタートしてみましょう。揺れるという行動は、「硬い」という感情や「●●の姿勢をしなければ」という力みをほどき、筋肉の力が抜けやすく、また「●●できない・・・」という精神的な力みもほどきやすくなります。揺れるだけでOK！股関節をほどいていくストレッチを早速やってきましょう。
股関節を開くストレッチ
１．床に座り、足の裏同士を合わせて脚でひし形をつくる（カカトは体から離してOK）
２．足首（またはスネあたり）をつかみ、上半身を前後にゆったりと揺らす
３．体が左側に来たところで、左ひじを左の膝の上に乗せ、膝を床に押す（目線は左膝あたり）
４．右手の平を右膝に添え、股関節を開くように何回かプッシュ→最後は押したままキープ
５．逆側も同様に行う。頭もだらーんとさせることで、首や肩のストレッチも感じてみよう
６．最後は、上半身を前に倒し、肩の力を抜いて数呼吸キープ（この姿勢がつらければ、行わなくてもOK！）
「前屈しなければならない」という思い込みを捨てて、あぐらをかいたまま楽に体を揺らしてみましょう。左右に揺れることで、骨盤の横の筋肉、腰回り、背骨周りの筋肉にもストレッチが入り、腰痛や股関節の痛みの軽減にも効果が期待できます。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事＆長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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