【全身を伸ばすと得られる効果とは?】寝起きも仕事中もスッキリ!前後左右に全身を伸ばす30秒ポーズ
日常生活の中でも「伸び」をしていますか?ヨガには体側を伸ばすポーズが多くありますが、これは全身を伸ばすことで得られる効果が沢山あるからです。ヨガの練習の時だけでなく、日常のスキマ時間に「伸び」を取り入れてみましょう!
全身を伸ばすと得られる効果とは?
寝起きや座りっぱなしや立ちっぱなしなどの同じ姿勢が続いたとき、なんとなく「伸び」をしたくなりませんか?
伸びをしたくなるということは、身体がカチコチに凝り固まっているときのサインのひとつ。伸びをすると、緊張した身体が和らぎ、圧迫されていた血管が解放されて血流が良くなるため、気持ちよさやすっきり感を感じられますよね。
全身を伸ばすことには実はさまざまな効果があります。
疲労回復・冷え性改善
同じ姿勢が続いて筋肉が硬くなると血行が悪くなってしまます。筋肉が硬くなるとリンパの流れにも影響が。
全身を伸ばすと、筋肉の緊張が和らぎ、滞りが解消されて血流とともに酸素や栄養が全身にいきわたります。リンパの流れや血液の巡りが良くなると、老廃物をスムーズに流し、疲労回復やむくみや冷えの緩和に繋がると考えられています。
肩こり、腰痛、関節痛の改善
身体がカチコチだったり張っていたりすると、本来の力を発揮できず、さまざまな場所に負担がかかります。その状態が続くと、肩こりや腰痛、関節痛などの痛みを引き起こす可能性も。定期的に全身を伸ばして筋肉や関節周りの負担を減らしてあげましょう。
姿勢改善
荷物を持つ手がいつも同じだったり、片脚に寄りかかる姿勢が楽になっていたり…生活習慣によって身体の左右差が生まれます。定期的に伸びをして姿勢をリセットすることも、正しい姿勢に導くのに有効です。
集中力向上
縮こまった体側や胸を開くと呼吸もしやすくなります。仕事や勉強、家事をしているときは意外に呼吸を忘れがち。呼吸が浅くなるとさらに身体をこわばらせて痛みや凝りを加速させてしまいます。伸びを習慣にして凝りや痛みの少ない身体に整えると、より集中力が高まり仕事や家事を効率的に進められるでしょう。
マットがなくてもすぐできる「月のポーズ」
今回紹介する月のポーズ(チャンドラ・アーサナ)は全身を大きく伸ばすポーズ。背骨周りの柔軟性を高めるほか、二の腕や腹部の引き締めにも効果があります。
マットがなくてもその場でできるので、お昼休みやトイレに行ったタイミングなど、一日に数回取り入れてみましょう。
1.両腕を交差させて頭上で手を合わせる
手のひら、もしくは手の甲を合わせて脇の下までしっかり伸びを感じましょう。
2.両足を揃えて立ち、背筋を伸ばす。息を吐きながら上体を右へ倒す
体側の伸びを感じながら3~5呼吸キープ。息を吸いながら中央に戻り、吐きながら上体を左へ傾けます。
3~5呼吸キープしたら中央に戻りましょう。
3.息を吐きながら上体を後ろに反らせる
腹筋を意識しながら3~5呼吸キープし、中央に戻る。次の吐く息で前屈し、3~5呼吸キープします。
時間があるときは1~3を3回繰り返しましょう。全身が伸びてすっきり軽くなる感覚を味わえるでしょう。ぜひ毎日の習慣にしてみてくださいね。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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