【気持ちよく「腸腰筋」が伸びる】姿勢・腰痛・むくみが一気に改善!一石三鳥ヨガ「三日月のポーズ」

 【気持ちよく「腸腰筋」が伸びる】姿勢・腰痛・むくみが一気に改善!一石三鳥ヨガ「三日月のポーズ」
getty images
中村優希
中村優希
2021-08-25

姿勢の改善に大切な「腸腰筋」。腸腰筋が縮まり硬い状態が続くと腰痛など様々な不調に繋がります。気持ち良いから続けられる「腸腰筋」を伸ばす三日月のポーズをご紹介していきます。

広告

腸腰筋とは?

腸腰筋とは、上半身と下半身をつなぐインナーマッスルの筋肉で、大腰筋(だいようきん)と小腰筋(しょうようきん)、腸骨筋(ちょうこつきん)の3つから構成される筋肉の総称

腰椎から太ももの付け根部分にかけて左右対称に付着していて、主に歩行時、腿や膝を持ち上げるなどの股関節を屈曲させる動きに力を発揮する筋肉です。また骨盤や背骨を安定させる役割があり姿勢の維持には欠かせない筋肉です。

長時間のデスクワークの方など座る姿勢が多い方は、腸腰筋はどんどん硬くなってしまいます。またヒールを履くなどの女性に多いですが、反り腰の姿勢の方も骨盤が前に倒れる姿勢になることで(骨盤前傾の姿勢)腸腰筋は縮んだ状態になるため硬くなってしまいます。腸腰筋が硬い状態が続くと、姿勢が悪くなることだけではなく、腰に負担がかかるため腰痛を引き起こしたり、足のむくみや疲れなどにも繋がります。腸腰筋を伸ばすことはとても大切です。

腸腰筋
イラストAC

腸腰筋を伸ばすことで得られるメリット

●姿勢の改善

腸腰筋が硬いと骨盤が傾きやすくなり、猫背や反り腰などの姿勢に繋がります。腸腰筋を伸ばすことで背骨や骨盤を安定させて美しい姿勢に導きます。

●腰痛の緩和

腸腰筋が硬い状態だと、腰椎が引っ張られてしまい腰回りの筋肉に過度に負担がかかるため、腰痛に繋がります。腸腰筋を伸ばすことで姿勢が整い、腰痛の改善に繋がります。

●足のむくみ・疲れの改善

腸腰筋が付着している鼠蹊部には足の大きなリンパ節「鼠蹊部リンパ節」があります。腸腰筋を伸ばすことで鼠蹊部リンパ節が刺激されるので、リンパの流れを促進し余分な水分や老廃物を流し、足のむくみや疲れの緩和につながるのです。

●パフォーマンス向上・怪我の防止

腸腰筋が柔らかくなることで股関節の可動域が広がり、足取りが軽くなり歩きやすくなります。運動時のパフォーマンスの向上や、歩幅も安定することで転倒や怪我の防止に繋がります。

腸腰筋を伸ばす三日月のポーズ

〈やり方〉

①膝立ちになります

②右足を前に出し、下腹部に力を入れて骨盤を立て、肋骨をしめます

③吐きながら右足に重心移動させます

④左の鼠蹊部の伸びを感じましょう

⑤余裕があれば、両手を天井へ伸ばします

⑥ゆっくり5呼吸

⑦反対も同様に行いましょう

 

Instagram:yuki.nakamura.yoga

 

広告

AUTHOR

中村優希

中村優希

幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

腸腰筋
【気持ちよく「腸腰筋」が伸びる】姿勢・腰痛・むくみが一気に改善!一石三鳥ヨガ「三日月のポーズ」