アーユルヴェーダで消化を改善する5つの方法|食事をするたび健康に!
消化吸収の改善のため、そして健康のために今すぐ活かせるシンプルな5つのアドバイスを、アーユルヴェーダのエキスパートたちからもらった。
アーユルヴェーダでは消化吸収の質が重視される
雄大なるブルーリッジ山脈で昨年、アーユルヴェーダ式スパが開催された。そこで私は1週間を過ごし、即座に学んだことがある。それはアーユルヴェーダにおいては、消化吸収の質こそが、健康全体にとって最大のポイントだとされているということだった。消化システムがスムーズに機能していれば、病気になるのを防ぐためにも、体調をベストに保つためにもいちばんいい。とてもシンプルなことだ。
しかし、現実に目を向けてみよう。アーユルヴェーダのリトリートにいるとか、あるいは、栄養学の学士号を持っているのでもなければ、自分の消化システムを軽く考えてしまっている人も多いだろう。消化システムというものは、食べ物をエネルギーに変換したり、排泄物をきちんと処理したり、こうした自分の仕事を難なくこなしてくれているものと思っているかもしれない。だがあなたの食習慣(食事を抜いたり、テイクアウトの食事で済ませることが多かったり、しょっちゅう間食していたり、そもそも食べ過ぎていたり)が、消化システムに負担をかけ、本来の仕事をするのを難しくしてしまっている。結果はどうなるだろう? 消化にかんするマイナートラブルが――膨満感やガスの発生、便秘などを思い浮かべてもらえばいい――積もり積もって、われわれの健康に大きな影響を与えることになる。
いい知らせもある。アーユルヴェーダでこうしたトラブルを引き起こしているアンバランスを直すことができるのだ。教えてくれたのはケイト・オドンネル。彼女は『The Everyday Ayurveda Cookbook』の著者であり、ボストンに拠点を置いて活動するヨガ講師でもある。
ここでは、彼女とほかのアーユルヴェーダのエキスパートたちからもらった、消化吸収の改善のため、そして健康のために今すぐ活かせるシンプルなアドバイスを5つ紹介しよう。
アーユルヴェーダで消化を改善する5つの方法
アドバイスその1:食べ始める前に、消化システムを刺激する
ワシントン州ベルビューに拠点を置いて活動するアーディル・パルキヴァーラは、Purna Yogaの創立者。彼によれば、消化システムはねじりの動きによって刺激されることを好んでいるという。消化管にねじりの動きを生じさせることができるため、マリーチャーサナ(賢者マリーチのポーズ)のような種類のポーズが理想的だという。「ねじる動きは『アグニ(agni)』—火あるいは熱の意—を作り出します。これが胃液の分泌を促します」とパルキヴァーラは言う。「こうした動きで、消化システムに『食べる準備が整いました、食べ物が欲しいです』と言わせるわけです」
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く