心も体も満たす料理に欠かせない「アーユルヴェーダの6つの味」とは

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塩味は体を温め、酸味は消化を促す!?「アーユルヴェーダ 6つの味」それぞれの意味

SHANNON SEXTON
SHANNON SEXTON
2017-12-13

酸っぱい、甘い、辛い…アーユルヴェーダでは、「味」そのものに効果や意味があると考える。毎日の料理やおもてなし料理に、アーユルヴェーダの原理を取り入れてみよう。

誰もが特別な日に家族揃って食事を楽しむことを大切にしている。では、ごちそうを食べた後の膨満感や疲労感、消化不良はどうだろうか。そちらはそれほど歓迎されていない。幸い、アーユルヴェーダの原理に基づいた材料を戦略的に利用すれば、大切な人に豊かな味わいを楽しんでもらいながら、消化を助け、これからの季節を健康に過ごす手助けができる。食事にアーユルヴェーダの6つの味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)を取り込めば、体質(ドーシャ)に関係なくゲストに満足してもらうことができる。食卓を離れるときに、満腹になってだるさを感じることなく幸福感を味わうことができるのだ。
アーユルヴェーダのレシピは、寒くて乾燥する季節には、バランスをとるために、ココナッツオイルとギーを多用した重く湿り気がある、少し油分の多い料理になりがちです。ただ、特別な日にはランガーナ(軽い味、つまり苦味、辛味、渋味)の料理も用意して、濃厚一辺倒の食事にしないことが重要です」と『The Everyday Ayurveda Cookbook』の著者、ケイト・オドネルは語った。また、ペンシルバニア州ホーンズデールのピュアレジュヴ・ウェルネスセンターの医長、キャリー・デマース医学博士によれば、6つの味の料理を食べると、アーユルヴェーダで言うところの体の7つの組織(ダートゥス)にもれなく栄養を与えて、体調を最高の状態に整えることができるという。
「ダートゥス」とは、西洋医学が指す「組織」よりも定義がゆるく、筋肉や脂肪といった通常の組織のほか、器官の集まりを指す「系統」や「体液」も指す言葉だ。7つの組織とは、ラーサ(血漿とリンパ液)、 ラクタ(血液)、マムサ(筋肉)、メーダ(脂肪)、アスティ(軟骨と骨)、マッジャ(神経系)、シュクラ(生殖組織の体液)である。「7つの組織に栄養が行き渡ると、私たちはオージャスを得ることができます。オージャスとは、免疫力であり、極上の力であり、活力です」とオドネルは言う。
カリフォルニア州バークレイを拠点にしているアーユルヴェーダの専門家スコット・ブロッサムは、また別のアーユルヴェーダの指針として、季節と地域に合った食材を利用することを勧めている。「芽キャベツやヤム芋など、11月に北半球で収穫されたものを食べると、消化の火を弱めずに免疫系を支えることができます」とブロッサムは言う。
 

次項に、アーユルヴェーダの6つの味についてまとめている。性質や効果をチェックし、ぜひ日々の食事やおもてなしの日の料理に取り入れてみてはいかがだろうか。

Translated by Setsuko Mori
yoga Journal日本版Vol.51掲載

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