あなたの歩く姿勢は大丈夫?【たった15秒】ガニ股改善エクササイズ
自分の歩き方を見たことはありますか?動画に映っている自分の歩き姿を見て「え?意外にガニ股だわ…」とショックを受けたことがある方もいるのではないでしょうか。今回はそんな方のためにガニ股を改善するエクササイズをご紹介します。
なぜガニ股になるの?
ガニ股とは、正面から見たときに膝が外側に向いた状態で立っている、歩いている状態のことです。見た目がカニのような脚を想像できるため、ガニ股と呼ばれています。膝が外側を向くことによってつま先も外側を向き、立ち方・歩き方だけで高圧的な印象を与えてしまうかもしれません。
ガニ股になりやすい人は骨盤が後ろに倒れた状態で、骨盤がずれていることにより股関節が外側にねじれやすくなり、ガニ股になりやすいと言われています。
では、骨盤が後ろに倒れてしまう原因は何かというと、原因の一つは姿勢の悪さ。デスクワーク中、常に正しい姿勢でいられる人はなかなか見かけません。多くの方がだんだんと頭は前に出て、肩から腰に掛けて丸みがある姿勢になります。これが猫背です。猫背姿勢が続くことによって骨盤は後ろに傾き、立ち方・歩き方にも影響を及ぼすのです。
体はすべて繋がっています。どこか一か所が悪い状態になることによって、思いもよらない場所にも影響が出ることがよくあります。ガニ股もちょっと意識して歩けば治るのでしょと思いがちですが、原因を深掘りしていくと簡単でないことが分かります。
どうやって改善すると良いの?
座り姿勢が長い方や姿勢が悪いと自覚がある方は姿勢を正すことが必要です。しかし、いきなり背筋を伸ばそうにも続かないことがほとんど。楽と感じる姿勢に戻ってしまいますよね。
そんな方はイスに座る時、お尻の下にタオルやクッションを挟んでみてください。少し高さが出るだけで背筋を伸ばしやすくなりますので、仕事上、座り時間が長い状況を変えられない方にはぜひオススメです。
ここからはもっと簡単に、ダイレクトにガニ股を改善する方法をご紹介します。今回のエクササイズは座った状態でできますし、1回たった15秒でOKです。コツコツ続けることが苦手な方でも取り組みやすいはずですので、美しい歩き姿勢を手に入れるために頑張りましょう。
たった15秒!ガニ股改善エクササイズ
必要な物はイスとクッションもしくはタオル(最初は厚めのもののほうがやりやすい)です。
<やり方>
1)イスに軽く腰を掛け、意識して背筋を伸ばすようにする
2)用意したクッション(タオル)を膝の間に挟む
3)押しつぶすようなイメージをしながら5秒キープ
4)この動きを3セット行う
できれば一日3回、難しければ一日1回でもOKです。慣れてきたら挟むものを薄くして強度を上げるのも良いです。
脚ヤセ効果も期待できる
ガニ股状態が続くと外ももの筋肉は常に張っています。外ももの筋肉が張ることで脚が太く見えてしまいます。下半身にしっかりお肉がついている、なかなか痩せない方はこのトレーニングを行うことで太ももの筋肉バランスが整い、スッとした下半身に変わりやすくなります。立ち方・歩き方だけでなく、気になる脚ヤセを叶えるためにもコツコツ取り組んでいきましょう!
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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