【若く健康でいる秘訣】複数の研究からわかった、40代から「老ける人」「若返る人」それぞれの思考法

 【若く健康でいる秘訣】複数の研究からわかった、40代から「老ける人」「若返る人」それぞれの思考法
永田京子
永田京子
2023-05-02
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“美魔女”“永遠の28歳”は最強だった

自分は若いと考えていること、年を重ねることをポジティブに受け止めていること。こうした考え方ができていると、行動も自然とアクティブになってくるでしょう。すると、特に意識をしなくても体を動かしているでしょうし、食事もしっかりとることができていて、生活習慣も整ってくる人も多いと思います。

ただ、気持ちを変えるのが難しい場合は、見た目だけ変えるというのもおすすめです。

3つ目に紹介する南デンマーク大学の研究によると、いわゆる“若作り”をすると本当に若々しく過ごせるということがわかっています。外見的な見た目と精神的な心の若さが「健康」につながるのです。

*3:出典 Kaare Christensen, Mikael Thinggaard, et al. Perceived age as clinically useful biomarker of ageing: cohort study. BMJ. 2009.

この研究は双子を対象にして行われ、認識している年齢、見た目の年齢を比較した結果、“若作り”をしているほうが、身体機能が高く、寿命が長いことがわかりました。さらには、認知機能も高く、うつ病の発症リスクも抑えられることもわかっています。

よく、年を重ねても美しくいる女性を「美魔女」などと呼ぶこともありますが、実は若々しく健康でいるためには、美魔女でいることはよいことなのかもしれません。また、「何歳ですか?」と聞かれて「永遠の28歳です!」といったちょっと“痛い”受け答えも、実は若々しさと健康維持には効果的なのかもしれません。

実際に、高齢の方を対象にQOL(生活の質)を上げたり、健康に過ごせる時間を延ばすことを目指して、スキンケアやメイクを行う「化粧療法」というセラピーも行われています。

とはいえ、若作りなんて恥ずかしい…と思われる方もいらっしゃると思います。そのような場合は、例えば家の中で着るパジャマや部屋着をかわいらしく若々しいものにする、部屋の中に何か若者向けのアイテムを置いてみるだけでもかまいません。

今回紹介した3つの研究を見ると、いわゆる“気の持ちよう”というのも本当なのかもしれないと改めて思います。無理のないところから、“若作り”、“若い気持ち”、始めてみてはいかがでしょうか。

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永田京子

永田京子

NPO法人 ちぇぶら代表理事、更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ3万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。



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