緊張・不安を感じる時は「脇」伸ばすといい?春のメンタル不調に取り入れたい「脇を伸ばすポーズ」
そろそろ春の足音がしてきましたね。お子さんの受験や卒業、入学、自身の環境の変化など、さまざまな節目が控えている人も多いのではないでしょうか。そんな時、気持ちがソワソワすること、ありますよね。不安を抱えているとき、人は身体のある部分が縮こまりがちになります。そのある部分を伸ばして、体も心もリラックスできる方法をご紹介します。
緊張や不安を感じるとき、「脇」を観察してみよう
緊張しているときや、不安なとき、どのような姿勢になっているでしょうか。例えば、心配ごとがうまくいくように願いを込める動作をする際、背中を丸めて胸の前で手を合わせ、あごを手前に引いている様子が思い浮かびますよね。その姿勢をとるときに縮こまっている部分、それは「脇」なんです。
脇を伸ばすと呼吸が深くなる
縮こまっている脇を伸ばすと身体の横側(体側)が伸びます。体側が伸びると、肋骨と肋骨の間にある肋間筋が広がり、横隔膜の動きも大きくなり、呼吸が取り入れやすく、深い呼吸に繋がります。緊張しているときや不安なときに呼吸は浅く短くなるように、呼吸は自分の内側の状態を表す目安の一つ。身体を内側からほぐし脇を広げて呼吸を取り入れることで、気持ちを落ち着かせていきましょう。
また、脇を伸ばすときは、同時に腕も動かします。腕を動かすことで肩回りや背中、肋骨の後ろ側もほぐれるので、上半身の巡りも良くなります。
脇を伸ばすポーズ
体重を上手く使いながら、重心をずらしていき、脇を無理なく広げるポーズです。ひとつひとつ丁寧に動きを重ね、心地良いなと感じたところで、次のポーズへと進めていきましょう。呼吸が止まっていないか、無理をしていないか確認しながら行ってください。
1、真っ直ぐ立ち、脚を左右に大きく開きます。両手を広げた際に、手首の真下に脚がくる位置にセットします。
2、右足のつま先を外側に向け、右足のかかとと左足の土踏まずが一直線上になるようにします。
3、息を吸って両手を横に広げ、吐きながら右脚の膝をかかとの上まで曲げます。
4、息を吸いながら右手の平を真上に向けます。吐きながら、左手は左ももの裏にそっと添えましょう。
5、息を吸って右手を真上に伸ばし、吐きながら重心を左手に移しながら、右腕の脇を伸ばしていきましょう。反対側も同様に行ってください。
詳しい動画は、こちらからご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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