「くびれ」たいなら「ねじる」!骨盤のゆがみ・左右差に効く骨盤調整1分エクサ
あぐらで座った時に膝の高さに左右差があったり、脚を組む癖がある方は、骨盤が歪んでいる可能性が高いといわれています。体のゆがみは、姿勢が悪くなったり無駄な肉がつきやすくなったり、ボディラインを崩す原因にもなりかねません。ではどうすれば?→「ねじる」のです!
骨盤のゆがみや左右差の原因は?
骨盤を支える主な3筋肉は、「腹横筋」「骨盤底筋群」「内転筋」の3つです。これらの筋肉がアンバランスになることで、骨盤のゆがみが生じます。
アンバランスになるとは、次の3つの状態のこと。
1)左右どちらかをよく使う癖があるなどで、左右の「筋力」がアンバランスになりねじれが起こっている
スポーツをされている方などに多いのが、筋力の差。利き脚を使う動きや、どちらかを軸足にしているような動きが多いと、それだけで骨盤回りの筋力の差が生じてしまいます。
2)骨盤回りの筋肉の一部が「凝りや固まり「が生じることにより、体の使い方がアンバランスになる
片方だけ腰痛がある、付け根の片方に痛みを感じるという方は、無意識にそちらをかばうことでアンバランスが起きているかもしれません。例えば子供を抱っこするときに片方にだけ負担が生じているなどが考えられます。
3)使い方の癖により筋肉の「使い方」の癖のアンバランスが起きている
片足立ちや同じ側の脚ばかりを組むほか、たとえばパソコンでマウスを使っている方は無意識に右の肘を浮かせてマウスを操作するため、左側体重になりがちです。右利きでマウスを操作する方が左腰に腰痛を感じているのであれば、筋肉の使い方の癖による骨盤のゆがみによる腰痛の可能性があるでしょう。また、書き物をするときに体をひねったり、極度に傾けて書くような癖がある方は、上半身から骨盤にかけてのアンバランスが生じていることもあるのです。
骨盤のゆがみがあると、腰や股関節に痛みが出たり、きれいなくびれラインができなかったり、脚痩せの障害になったりと、ダイエットやボディメイク、トレーニングの効果が得られなくなる可能性もあります。痛みのない&理想のボディラインを作るためにも、骨から整えていきましょう!
ゆがみ&左右差をリセットする1分エクサ
骨盤を支える筋肉は、腹横筋・骨盤的筋群・内転筋群の3つがあり、それらの筋肉の筋力・凝り・使い方により3つのアンバランスの可能性があることがわかりました。
今回は、これらのアンバランスを解消できるエクササイズをご紹介します!
やり方はこちら
1.あぐらで座る
2.片方の手のひらを頭の後ろに回し、後頭部で軽く手のひらを押し返して胸を開く
3.吐きながら体をねじり、肘を反対側の膝に近づける
4.吸いながら体を起こし、肘を天井方向に持ち上げる
*呼吸に合わせて数回繰り返します
5.肘で円を描くように上半身を回す(反対回しも同じ回数を行う)
最初の姿勢に戻ったら、脚の前後を入れ替えて、逆側も行いましょう。
- どこにどのように効いてるの?
筋力:吐きながらねじる動きで腹横筋の筋力トレーニングにつながる
凝り&使い方の癖:肘を延ばしたりねじったりする全体的な動きで、腹横筋が伸縮されることで、凝りや使い方の癖がリセットされる。
骨盤のずれや腹横筋について詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてチェックしてみて!
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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