【確かめてみよう】あなたの体、左右差があるかも?左右差がわかる方法と整え方
皆さんは上半身や下半身の筋力を均等に使えてますか? もしかしたら普段気がつかないうちに、重心の左右差が起こっているかもしれません。 楽しみながら左右差チェックができ、重心強化にもつながるエクササイズのご紹介です。
重心の左右差はなぜ起こる?
人間の体は、上半身も下半身も本来は左右にバランスよく筋肉がついていますが、「いつものクセ」から気がつかないうちに左右不均等な筋肉の使い方をしていることが結構あるのではないでしょうか?!片足重心のポーズをとったときにバランスが左右均等に取れない方は意外と多いようです。
日常生活で重心のバランスを崩しやすい悪習慣は、次のようなものです。あなたはいくつ当てはまりますか?
重心の左右差チェック
□立っている時に片方の同じ脚に重心が乗っている。
□いつも同じ方の肩でバックを背負っている。
□脚をよく組む
□座っている時に左右どちらかに傾いてる時間が長い
□振り返る方向がいつも同じ
□靴のすり減りが左右で違う
ひとつでも当てはまる方は、重心の左右差が起こっている可能性大です。
人は利き手があるのと同様に利き脚がある場合が多く、習慣化してしまうのも特徴です。毎日同じ方向での動きが積み重なると、筋肉の左右差が起こり、片足重心の時に左右のバランスに偏りが出てしまうことがあります。
たとえば左右の靴裏の一方のすり減りが多い方は、すり減りが多い方の足でいつも一歩目を踏み出している可能性が高いので、利き脚といえます。お風呂で浴槽に入る時に片足を上げた時の軸足や、自転車に乗るときの片足上げの時なども毎回同じ方が軸足になっていないか意識してみると、ご自身の軸足がわかりやすいと思います。
片足になった時にバランスを取るコツとは?
片足重心になった時、人間の体は上半身と下半身両方の筋肉を使い、脚の筋力と上半身の抗重力化筋が協力しあうことで、片足でも傾かずに真っ直ぐな姿勢を保とうと働きます。
この時、大切なのは体幹の深層部分。下腹部内側から引き上げるよう次の3点を意識してみましょう。
1)肩甲骨は下げて、下っ腹は上げる。
2)背骨を伸ばして頭は天井に引っ張られているイメージを持つ。
3)そのうえで、左右の腹斜筋を均等に締めるようにする。
「腹斜筋を左右均等に引き締める」ことが難しい場合は、両手を腰に当て、ウエスト部分を触ると分かりやすいです。腹斜筋に力が入りにくいときは肋骨が開いていることが多いので、手を左右の肋骨に触り、そこを引き締めてみるのもお勧めです。
動画で自分の苦手な方向をチェックしてみる
バランスチェックエクササイズでバランスの苦手な方向が見つかった人は、苦手な方向を多めに片足重心の練習を行ってみてください。ふだんの生活でも、なるべく左右をまんべんなく使うよう意識して、左右の偏りを減らし、左右均等習慣が身につくよう心がけましょう。
AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
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