夏だからと油断は禁物!冷えていないようで冷えている体に、熱を生み出す3つのヨガポーズ
寒い冬でも気温が上がる夏でも体の冷えは起こります。年間を通じて体を冷やさないようにするのは大切ですが、体を中から温めることにも気をつけていますか?
冷えている体を温めるには?
夏で気温が上がるからといって体は冷えないということはなく、むしろ冷房や冷たい飲み物や食べ物などで体は冷えやすい環境にあるとも言えます。体が冷えれば血流の悪化、老廃物がたまる、内臓機能が低下するなど様々な不調の原因になります。
冷房にあたりすぎない、冷たいものを控える、お風呂はシャワーだけで済ませずに湯船につかるなど、外からの対策だけでなく、体の中から熱をつくることも大切。熱量の約60%を生み出すと言われる筋肉をしっかりと働かせ、何もしなくても消費されるエネルギーである基礎代謝量をアップさせて熱量を増やすのが理想的です。体幹を鍛えるヨガポーズのアレンジバージョンで熱を生み出す体づくりをしていきましょう。
体の中から温める!おすすめ3ポーズ
各ポーズ5呼吸前後を目安にホールドしてみましょう。
膝をついたプランク
通常のプランクの軽減法によくある膝をついたプランクですが、ただ四つ這いになっているだけに終わらないように少し負荷を加えて行います。
やり方:
1. 四つ這いになって片脚を後ろへまっすぐ伸ばしてから膝をおろす。反対側の膝も同じ位置に揃える。
2. 膝をついたまま両足を持ち上げて足首を交差する。両手でしっかりと床を押してお腹が下がらないようにホールド。足首を組みかえてもう一度行う。
膝をついた半月のポーズ
半月のポーズは片脚立ちで上半身を倒して体を横に向ける、少し難度が高く感じられるポーズですが、立位ではなく膝をついて負荷を減らします。
やり方:
1. 膝立ちになって右脚を横に伸ばす。腰の左側は左膝の真上の状態を保つ(太ももが床に対して垂直の状態に)。
2. 左手を床に下ろし、右脚をまっすぐに伸ばしたまま持ち上げる。右腕は天井に向かって伸ばしてホールド。
3. 反対側も同様に行う。
ねじった椅子のポーズ
両膝を曲げた状態で上半身の姿勢を維持するので体幹強化にも効果があるポーズです。ねじりの動きを加えてさらに熱を生み出してみましょう。
やり方:
1. 両足と両膝を揃えて立ち、息を吸って両腕を上げ、吐きながらお尻を斜め後ろに下げて膝を曲げる(椅子のポーズ)。
2. 胸の前で手のひらを合わせ、息を吐きながら上半身を右にねじり、左の肘を右膝の外側にかけて目線を斜め上に向ける。呼吸を止めないようにポーズをホールド。
3. 正面を向き、息を吸って両脚をまっすぐに伸ばし、吐いて腕を体の横におろして最初の立ち姿勢に戻り、反対側も同様に行う。
運動不足で筋肉を使わない、加齢にともなって筋肉量が減るなど、体が冷えやすい条件が揃いがちです。熱を生み出す体づくりを心がけていきましょう。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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