生姜だけじゃダメ?いつも寒い…慢性的な冷え性さんは「気」を補う食材を食べよう【温活薬膳食材6選】

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生姜だけじゃダメ?いつも寒い…慢性的な冷え性さんは「気」を補う食材を食べよう【温活薬膳食材6選】

秋を通り越して、一気に冬の気温になってしまった今年。冷えに悩まされている人も多いのではないでしょうか。一方で、気温の低下に関わらず「年中慢性的に冷え性です」という方も。それぞれにおすすめの薬膳食材をまとめました。それぞれの温活に合った食材を見つけてください。

身体が冷える原因とは?

気温の低下と生活習慣の中で原因のわかる ”冷え” と、気を付けているのに ”慢性的に冷え性” という場合があります。

冷え
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季節性や冷たい飲食物による冷え

気温が低下しているのに、上半身は暖かくしているけど、ストッキングにヒールの靴を履いた足元が冷えている方。温かい日でも、アイスクリームや氷の入った飲み物やよく冷えのビールで身体の中から冷えてしまっているなど、「あれが原因だな~」と心当たりがある場合。

慢性的な冷え性

どれだけ温かい服装をして、お白湯などを飲むなど気にしていても、「冷えが気になる」という方はいらっしゃいませんか。一年中冷えが気になるという方も。もしかしたら、「気・血・水」のバランスが崩れて、身体が温めるパワー不足なのかもしれません。

中医学の「気・血・水(き・けつ・すい)」とは?

中医学や薬膳では、「気血水(きけつすい)」という3つの要素が、身体の中でバランスよく巡っている状態を良しとしています。

気
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「気(き)」いわゆる元気のパワー

・・・例えば「気が晴れる」などの言葉に通じますが、東洋医学や薬膳では「体や精神を健康に保つのに必要なエネルギー」を指します。「気」は両親からもらい生まれ持ったものと、生活の中で大気や太陽など自然界からとりいれたり、飲食物から得られるものもあります。その「気」は大きく5つの働きを持っているといわれています。

  • ①動かす(血液循環・代謝など)
  • ②身体を温める(体温を保つ)
  • ③防御する(外邪から外表面を守る)
  • ④変化させる(血・水を作る・排出する)
  • ⑤適度に固めて保つ(過剰な排泄や出血を抑える・内臓の位置を保つ)

そのため、「気」が不足すると、生理機能の低下、冷え、風邪をひきやすくなる、汗をかけない、胃下垂や不正出血などの症状が現れます。一方で、うまく巡らず「気」が滞ってしまうと、イライラ、ほてり、腹部のハリなどの症状があらわれます。

「血(けつ)」は身体を潤し精神にも影響

・・・「血(けつ)」は身体に潤いを与え、心を安定させる役割もあると考えています。そのため、血が不足すると肌や髪が乾燥しツヤがなくなり、腸が乾燥して便秘(コロコロ便)になったり、不眠や不安感などの症状につながります。反対に血が滞ると、顔のくすみやクマ、生理痛などの症状があらわれます。

水
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「水(すい)」身体を潤し汚れを排出

・・・水は「津液(しんえき)」とも呼ばれ、飲食物から胃や腸の消化吸収によってつくられるとされています。その水(津液)は全身を巡り、臓器や筋肉、毛髪、粘膜や関節をうるおし、働きを円滑にします。そのため、水(津液)が不足すると、皮膚の乾燥・のどの渇きや空咳・便が固くなる症状がでます。一方、余分な水(津液)がうまく排泄できないと、むくみ・白っぽい痰や鼻水・冷えなどの症状がでます。

つまり、

年中冷えが気になる方やなどは、身体をあたためる「気(き)」の不足と、余分な冷たい「水(すい)」が溜まることで、身体が冷えている可能性もあるのです。

身体を温める「温活薬膳食材」のご紹介

ご説明した通り、「気温の低下などでシンプルに体が冷えている方」と「慢性的な冷えの方」とでは取り入れたい食材が異なるので、自分に合った食材を日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

  1. 気温の低下などでシンプルに体が冷えている方⇒体を温める
  2. 慢性的な冷えの方⇒気を補い、お腹を元気にして水を排出する

生姜 ①身体を温める(季節性の冷え)

言わずと知れた身体を温める食材。辛味でお腹の中から温めてくれます。寒気がする風邪の初期にも〇

お粥・煮物やお茶がおすすめ

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ネギ ①身体を温める(季節性の冷え)

生姜同様に、辛味で身体を温めてくれます。冷えてお腹がゆるい時や、寒気がする風邪の初期にも〇

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シナモン(桂皮) ①身体を温める(季節性の冷え)

とても冷えを感じるときに効果的です。冷えによる食欲不振や、痛みなどに。

※注意※ 温める力が強いので、熱や出血傾向(生理含む)がある場合は控える

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ニンジン ②気を補い温める(慢性的な冷え)

お腹の調子が悪い、風邪をひきやすい、冷えやすい、疲れやすいなどの生理機能の低下。精神不安や動機などの自律神経の不調に。

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シイタケ ②気を補い温める(慢性的な冷え)

疲労がたまって、食欲もない。むくみによる冷えに。元気を補う鶏肉や、身体を温める生姜と一緒に煮物などにするのもおススメです。

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羊肉 ②気を補い温める(慢性的な冷え)

胃腸が疲れて食欲がなく、吐き気や胃痛もある場合。冷えや足腰の痛み、疲れを感じる方に。

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スーパーなどで手に入れやすい身近な食材ばかりです。ぜひ、日々の食事に自分に合った食材を追加してみてください。

合わせて、もちろん身体を動かしたり、生活習慣の改善でも冷えは改善できます。

下半身の血流をよくするストレッチや、膝を高く上げる足踏み、スクワットなどはおすすめです。

また、「気(き)」は生活のリズムが整うとたくさんつくられます。朝起きる時間、寝起きのお白湯、ご飯の時間、ストレッチをする時間など、一つでもいいので毎日同じ時間にすることを作り、体内リズムを整えてみてください。

寒い冬を乗り切りましょう。

その他の食材も以下でご紹介しています。

Text by 世世漢方 yoyokampo

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yoyokampo/世世漢方

yoyokampo/世世漢方

ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。

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