【最新のデジタル環境にどう適応する？】3次元の仮想空間「メタバース」がヨガに与える影響

メタバース：Web3の応用

メタバースとは、個人がデジタルワールドと関わるときに経験するものです。一般的には、VR（バーチャルリアリティ）ヘッドセットを装着してアクセスします。デジタル世界はWeb3の中の「ウェブサイト」であり、VRヘッドセットを装着することで、ビデオゲームのようなデジタルランドスケープに入ることができます。Zoomでインストラクターを見ながらヨガをするのではなく、バーチャルヨガスタジオで、インストラクターの合図でポーズをとっている他人のアバターが見えます。すでにメタバースでは、自分のアバターを作り、暗号通貨でアバター用のヨガマットを購入し、最新のヨガギアのNFTでアバターに着せ替えをすることも可能です。

これらの正確な機能はまだ開発中のものもありますが、一部のVRハードウェアでは、ビデオゲームのように一人称視点で自分の手や足を見たり操作したりすることができます。没入型バーチャルリアリティ（IVR）は、自分とはまったく異なる身体や場所に身を置くことで、他人のような体験をすることができるのです。ヨガの生徒として、自宅でヨガマットを敷いていても、他の生徒と一緒にレッスンを受けることができます。アバターを積極的に操作して、自宅でも自分の動きを真似してみましょう。ヨガティーチャーとしては、バーチャルな生徒たちが、自宅で生身の人間がとっている体勢を真似たポーズを目にすることができます。

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、データを継続的に記録するシステムです。例えば、ヨガクラスに何人申し込んだかなどの情報を「ブロック」に格納し、ブロックチェーンが作成された瞬間から永久に続くデジタル台帳を形成します。情報が追加されるたびに、「連鎖」は続いていきます。 ブロックチェーンは、情報の文字列だと考えてください。

このシステムはコンピュータのネットワークに分散しているため、一個人や一グループがブロックチェーンをコントロールしているわけではありません。何千、何百万という個人とそのコンピュータがノード（小さなサーバーのようなもの）を動かし、ブロックチェーン上にあるデータを保存、配布、保護することで機能しています。ブロックチェーンはオープンソースであり、その上に構築することができます。つまり、誰でもすべてのブロックに保存されている情報を見ることができ、オリジナルのブロックチェーンを基盤にした新しいアプリを作ることができるのです。しかも、改ざんはできないので、非常に安全です。

ヨガクラスに何人登録したか、という例に戻りましょう。4月18日に10人がそれぞれ1トークンを支払い、陰ヨガのクラスを受講したとします。ブロックチェーンは、「4月18日に、10人のアドレスが1トークンを送って、クラスに参加できるようになった」というブロックを形成します。この情報は定型化されています。ヨガティーチャーとしての成長を追跡するために、ブロックチェーンを通して振り返ることができ、バーチャルクラスを開催してきた歴史の中で、ある日何人があなたのクラスを受講したのか、確かな証拠を得ることができるようになったのです。

dApps：分散型アプリ

分散型アプリ、またはdApps（ダップと発音します）は、基本的にブロックチェーン上に構築されたWeb3ウェブサイトです。これらのdAppsは、さまざまな目的を果たします。人々が暗号通貨を交換する分散型取引所であったり、プレイヤーが土地を購入したり、他の人のアバターが歩き回るのを見られる3D仮想世界全体であったりします。

dAppsは、それが設立され、構築されたブロックチェーンに関連しています。例えば、Google Chromeでどんなウェブサイトにもアクセスできるのに対し、イーサリアム上のdAppsはイーサリアムブロックチェーンを通じてのみアクセスできます。dAppsは、dAppsの機能を実現する独自のトークンを持っています。