【最新のデジタル環境にどう適応する?】3次元の仮想空間「メタバース」がヨガに与える影響

 【最新のデジタル環境にどう適応する?】3次元の仮想空間「メタバース」がヨガに与える影響
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暗号通貨

暗号通貨は、あらゆる形態のデジタルマネーを広く定義しています。ブロックチェーンによって通貨は異なります。ビットコイン、イーサリアム、ソラナの暗号通貨は、ドル、ペソ、ルピーだと考えてください。ビットコインの通貨はビットコインまたはBTC、イーサリアムの通貨はイーサまたはETH、そしてソラナの通貨はSOLです。

暗号通貨は、コインとトークンに分けられます。一般的に、暗号通貨がブロックチェーンにネイティブである場合やブロックチェーン内で作成された場合、それはコインとなります。したがって、ビットコインのブロックチェーンはビットコインを使用します。トークンは、ブロックチェーン上に構築される様々な種類のデジタル資産です。売買可能なアートの形をとることもあります。収集可能なトレーディングカードやコミック本のトークンを取引することができます。トークンを使ってゲームをしたり、dAppsのガバナンスに投票したりすることができます。

暗号通貨はコインベースやジェミニなどの取引所で購入し、自分のポートフォリオのためにチャールズ・シュワブ(オンライン取引を中核とする証券会社)を通じて株式を購入するのと同じように、仮想ウォレットに転送することができます。コインは、クレジットカードにチャージするのと同じように、買い物に使うことができるのです。テキサス州シーダーパークにあるBreath & Balance Bodyworks(ブレス&バランス ボディワークス)では、すでにヨガのクラスやその他のサービスの支払いとして、ビットコインとライトコインを受け入れています。

ウォレットとアドレス

ウォレットは、暗号通貨やNFTを保管する場所です。インターネットに接続する「ホットウォレット」と、ポータブルSBメモリに近い「コールドウォレット」があります。

すべてのウォレットには、暗号通貨を互いに送れるようにするためのアドレス(文字と数字の長い文字列)があります。ブロックチェーンを通じて、あるアドレスから別のアドレスに資産を移動させると、ブロックチェーンは取引が行われたことを確認します。ビットコインを送る場合、2人がビットコインアドレスを持ち、1人がビットコインのブロックチェーンを通じて設定された量のビットコインを別のアドレスに送ります。これは、Venmo(ベンモ)でお金を送るようなものだと考えてください。Venmoのアカウントに20ドル入っていて、ランチのためにVenmoで10ドルを友人に送ると、Venmoアプリに2人とも10ドル入っていることになります。

ブロックチェーンを通じて特定のアドレスに暗号通貨を送るというこの決済システムのユニークな点は、即時性があり、手数料がかからないということです。カナダにいるヨギがバーチャルクラスを開催し、アイルランドにいる人がそのクラスを受講し、参加費またはチップをビットコインで送ることができるのです。

分散型自律組織(DAO)

DAOとは、Web3における企業であり、CEOや社長が一人もいない分散型組織です。(創設者ではなく、参加する人々によって所有されているヨガスタジオを想像してください)。

DAOは独自のトークンを持ち、トークンを保有する人は誰でもDAOの運営方法について投票することができます。DAOは、憲法のようにプログラム可能なルールとガイドラインのセットを持っています。これらのガイドラインは、通常開発者によって最初に確立され、DAOが投資または寄付をする要因、DAOが提供する機能(資金をプールする、会員制コミュニティとして機能する、仮想世界の景観のための都市計画を決定するなど)、およびその他のための基礎を築きます。

例えば、あるスタジオで授業を受けるために米ドルで10ドル渡し、その結果10トークンを受け取ったとします。毎月末に、そのスタジオが来月開催するクラスを投票することができ、トークン1個が1票と同等になります。

DAOが投票を扱う方法はたくさんあります。一人一票は最も一般的でよく知られた方法の一つです。しかし、より多くのトークンを手に入れることができる人が、投票プロセスにおいて他の人よりも不当に有利であるという不満が生じます。

非代替性トークン(NFT)

NFTは資産の所有権を証明するもので、家のデジタル証書のようなものです。NFT自体は、資産に関連付けられたデータの一部です。多くの場合、NFTはデジタルトークンですが、美術品や不動産のような物理的なものに付けることもできます。しかし、NFTの物理的なバージョンを印刷したり作成したりすることは違法となります。 NFTはブロックチェーンに保存されます。

SNS上では、すでにNFTを「見せる」ことが始まっています。これは、美術品オークションで原画を購入するのと同じように、画像のデジタル所有権を購入したことを意味します。また、同じ画像のスクリーンショットが、オリジナルのポスターのように出回っていることもあります。その場合、スクリーンショットはポスターと同じで、NFTはオリジナルのデジタル画像です。

NFTの作成

「Minting(ミンティング)」とは、NFTを作成するプロセスを指します。 NFTを作成するためには、アートワーク、ビデオ、文章などのファイルをブロックチェーンに追加します。作成者は、その後の購入からロイヤリティを受け取ることを可能にする条項を証書に含めることができます。このような条項のあるNFTを誰かが販売するたびに、オリジナルのクリエイターは設定されたパーセンテージを受け取ることが可能です。

例えば、写真家がヨガリトリートで撮った風景の画像をミンティングする場合、販売ごとに5%のロイヤリティを受け取るという条項を付けてブロックチェーンに提供することができます。NFTを購入した人は、その写真の新しい所有者になります。新しい所有者がその写真を100ドルで売れば、元の写真家はその売上から自動的に5ドルを受け取れます。

教えてくれたのは…カイル・ハウスワースさん
カイル・ハウスワースさんは、コロラド州ボルダー在住。コロラド大学ボルダー校を卒業後、ヨガジャーナル編集部のインターンとして勤務している。

ヨガジャーナルアメリカ版/「What the Metaverse Means for Yoga

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By KYLE HOUSEWORTH
Translated by Hanae Yamaguchi

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ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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