【最新のデジタル環境にどう適応する?】3次元の仮想空間「メタバース」がヨガに与える影響

 【最新のデジタル環境にどう適応する?】3次元の仮想空間「メタバース」がヨガに与える影響

メタバース。ニューヨーク・タイムズからフェイスブックの叔父の投稿に至るまで、あらゆるところで耳にしたことがあるでしょう。しかし、メタバースとは正確に何なのでしょうか?そして、あなたにどう関係してくるのでしょうか?

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ヨガの世界でさえ、高度にデジタル化されていることを考えてみて下さい。私たちは、SNSを通じて世界中のヨガ愛好者とつながり、オンラインプラットフォームを通じてクラスを受講したり、指導したりしています。ウェブサイトでヨガ用品を注文し、実際に手に触れることなくクレジットカードで支払いを済ませます。瞑想アプリをダウンロードし、手の延長のようになった携帯電話でヨガシークエンスを練習します。私たちは、自分の感情やサポートを表現するために、投稿に「いいね!」を押したり、シェアしたりします。一方、企業は私たちのデータをすべて収集し、私たちにより多くのものを宣伝して何百万ドルも稼いでいます。

新しい風景

メタバースは、そのようなデジタル風景を進化させたものです。個人が自分のコンテンツやサービスを所有し、デジタル空間と相互作用する新しいモデルを表しています。Web3、つまりメタバースを包含する領域は、まだ開発の初期段階にあります。ビットコインは2009年に誕生しました。dApps(分散型アプリ)やDAO(分散型自律組織)、NFTの作成を可能にしたブロックチェーンであるイーサリアムは、2015年に発明されました。Web3やメタバースにまつわるこれらの技術は、まだ生まれたばかりですが、急速なペースで進化しています。これらの開発は、多くの期待をもたらすと同時に、多くの疑問ももたらします。

環境への影響はどうでしょうか?アーリーアダプターは、コインやトークンの大部分を支配し、技術がもたらす利益を横取りすることになるのでしょうか?私たちはバーチャルリアリティでヨガのレッスンを受けたいと思うでしょうか?NFTとしてブロックチェーン上にヨガのシークエンスを作り出し、特定のポーズのシリーズに所有権を与えられるのでしょうか?

これらの用語が何を意味し、ヨギのあなたにどのように影響するのか、理解すべきことがたくさんあります。以下は、暗号通貨、Web3、ブロックチェーンに関連して耳にする用語の用語集で、ヨガやビジネスにどのような影響を与える可能性があるのかを説明します。

Web3:新しいインターネット

Web3は、文字通りWeb3.0の新バージョンとなるオンラインエコシステムです。今日、Google Chrome、Firefox、Operaを使ってインターネットにアクセスするのと同じように、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなどのブロックチェーンを通じてWeb3にアクセスすることになります。

巨大IT企業に依存しない非中央集権的なモデルに基づいています。Web3の「ウェブブラウザ」や「ウェブサイト」を利用する人々がブロックチェーンを所有し、コントロールします。つまり、大企業やコングロマリット(他業種間にまたがる巨大企業)には依存しません。Web3は、ブロガー、TikToker、YouTuberなどのクリエイターが、そのスキルや芸術的アイデアを収益化し、クリエイターエコノミーを拡大することに依存しているのです。

クリエイターエコノミーの実例として、YouTubeなどのストリーミングプラットフォームが、自分のアカウントが広告収入を受け取れないよう指示する「デモナイゼーション」という言葉をご存じでしょうか?クリエイターエコノミーでは、自分のコンテンツに接触した人から直接報酬を受け取るので、報酬が誰かの手に渡ることはありません。

メタバース、暗号通貨、NFT、ブロックチェーンといったキーワードも、Web3の傘下に入っています。Web3は家であり、それらのキーワードはその中に住み、Web3を支えている柱であると理解することができます。

Web 3は、ヨガティーチャーが国際的な聴衆にアプローチするための新しい手段を提供します。ヨガクラスの入場券としてNFTを作成し、国際手数料なしで世界中の生徒から暗号通貨で支払いを受けることができるのです。

以下は、BitFury(ビットフューリィ)のCEOであるブライアン・ブルックス氏が議会でWeb3について説明したものです。

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By KYLE HOUSEWORTH
Translated by Hanae Yamaguchi

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ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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