【裏技ワーク】前屈・後屈を深めるには「舌」を刺激!?体の力みを手放す「舌を使ったストレッチ」
ヨガのポーズを練習したくても「伸びない、曲がらない、開かない」と悩むばかりでストレッチも辛い...そんな人へ、まずは余分なこわばりを解く簡単マッサージ&ストレッチをご紹介!
体の声を感じ取って自分の一番の理解者に
体が硬い人がやみくもにヨガをしても、柔らかくなるどころか余計に体を緊張させたり痛めたりすることも...。そこで今回ご紹介 するメソッドを、準備運動代わりに行ってほしいと鈴木伸枝先生。それは、ヨガの恩恵を感じるきっかけにもなると教えてくれました。
「初心者の方はどこが硬くて弱いかに気づけない場合も多いので、ポーズに入る前に〝自分と対話する〞ことから始めてみましょう。短時間のマッサージやストレッチなど、無理のない動きをしながら体の声に耳を傾けて、体はどんなふうにつながっているのかを感じてみる。そうしているうちにマインドも穏やかになり、心身ともにヨガに向き合う準備が整います。余分な力みを手離せたら、ヨガはもっと心地よく楽しめるようになりますよ!」
前屈しやすくするには
ここを刺激!|舌
舌と背骨の相互作用で前屈がスムーズに!
冒頭で体の部位がつながり合って機能していることを体感したように、東洋医学では舌と背骨にも相関関係があるとされています。舌を下向きに伸ばすワークのBefore/Afterだけでも、前屈の深まりを実感できます。
たとえば...
パスチモッターナーサナ
アップルグリーンのタンクトップ¥12,600、グレーのレギンス¥15,900/すべてイージーヨガ(イージーヨガジャパン 03-3461-6355)
1. Massage
舌を下向きに伸ばすだけで変化を実感
まずは何もせずに前屈をしてから、舌を思いっきり下向きに伸ばすこのワークにトライ。そのあと再び前屈をしてみると、前より深くできる感覚を味わってみて!
舌の奥が痛いくらいに思いっきり、舌を下向きに最大限に伸ばしながら10秒×2回。
2. Stretch
リラックスポーズで体の背面をゆるめて
前屈を深めるには、余分な力を抜くこともポイント。そのために椅子やボルスターに体を預けて、背中からお尻まわり、腿裏など体の背面をじんわりゆるめましょう。
膝下にボルスターを敷き、前に置いた椅子に両手とおでこを預けて脱力しながら30秒。
ブルーのタンクトップ¥12,600、ブルーのレギンス¥15,400/すべてイージーヨガ(イージーヨガジャパン 03-3461-6355)
後屈しやすくするには
ここを刺激!|舌
舌を上向きに伸ばして体の前面を柔らかく
前屈と同じ仕組みで、「舌を上向き」に伸ばすと後屈がスムーズに!また、 体の前面が硬くこわばったままでは後屈がしづらく、腰も痛めてしまいやすいので、お腹や鼠蹊部などのストレッチもプラスしましょう。
たとえば...
セツバンダーサナ
1. Massage
舌を上向きに伸ばす裏技で後屈が深まる
前屈のときと同じように、まず後屈をした後、舌を上向きに伸ばすこのワークを行ってみて。そのあともう一度後屈すると、Beforeよりも背骨の伸びを実感できるはず!
舌を上向きに、あごごと持ち上げるように思いっきり伸ばしながら10秒×2回。
2. Stretch
支えのあるコブラのポーズで前面をゆるめて
後屈しやすくするために、支えのあるコブラのポーズで、お腹や鼠蹊部など前面の力みをリリース。支えがあると、お腹や背中などの不要な緊張も解けます。
ボルスター(なければクッションでも)が股関節にフィットするように敷き、両手と恥骨で床を押しながら30秒。
教えてくれたのは...鈴木伸枝先生
「自分を生かすYOGA」をモットーにヨガの普及に努める。誰でも簡単にヨガを生活に取り入れられるよう、平日は毎朝インスタグラム(@nobue.style)からヨガクラスをライブ配信している。
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