ポーズが完成したと思ったけれど…?【三角のポーズ】よくあるミスアライメント
耳が肩に近づいている
肩までの上半身は意識していているけれど頭頂まで意識することを忘れてしまい、倒している側の耳が肩に近づいていることもよくあります。
改善するには?
山のポーズで背骨を頭頂に向かって伸ばすように、上半身が倒れている三角のポーズでも背骨から頭頂までの一直線を意識します。そして、戦士のポーズ2で両肩を下げて耳から遠ざけることも思い出してみましょう。
※必ずしも目線を上げた手の指先に向ける必要はありません。目線を上げると首に不快感がある場合は目線を下か正面に向けても大丈夫です。この時も背骨からの一直線を意識します。
膝や腕の伸ばしすぎ
頑張りすぎて膝や腕を必要以上に伸ばしてしまうことはありませんか?ポーズで脚をまっすぐにするとはいえ、前の脚の膝裏がピンとはっているように感じるのは伸ばしすぎです。伸ばしすぎるクセがつくと靭帯や関節に負担がかかるので注意が必要です。少しゆるんだ状態を感じられるようにしましょう。
腕を高くピンと伸ばすことを意識しすぎて、横から見た時に背中の方にまで伸ばしてしまうこともありますが(写真下・右)、肩回りに負担がかかってしまいます。ここでも戦士のポーズ2での両腕を思い出して、指先を鎖骨の延長線上に揃えるようにしましょう。
上半身が倒れると真っすぐ立っているポーズよりもミスアライメントに気づきにくいかもしれません。一人で練習をしている時は写真を撮ってみるのもおすすめです。ぜひ一度ご自分のポーズをチェックしてみてください。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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