三角のポーズで首が疲れる…心地よさを感じるアレンジ・プロセスとは
ポーズが深まらない原因は、硬さだけではなく、正しく体を使えていないのかも…。体のメカニズムに基づいた動き方に変えるだけで、柔軟性が高まりポーズもより深まりますよ。今回は「トリコナーサナ」で腕を上げても伸び感を得られない場合の解決法をご紹介します!
「トリコナーサナ」で腕を上げても伸び感を得られない場合
いつものやり方
上体を倒した後、目線を天井に向けた瞬間に体は固定。 腕を上げてもさらなる伸び感や広がりを得られない。
胸を大きく広げるプロセスとは
頸椎の動きはいちばん最後に
どんな動きをしていても、目線が定まるとゴールが決まり、体に制限が生まれます。動きを深めるためには、先に体でポーズをとってから、頸椎を動かして目線を決めましょう。
先にポーズをつくり最後に目線を上げ胸を大きく広げる
一見すると、最後に腕を伸ばすとポーズがダイナミックになりそうですが、実は逆。頸椎を最後に動かすことで、さらに胸椎が開いてねじりが深まり、腕を遠くに伸ばせます。目線を天井に移動する際、首の動きに合わせて、胸がふわっと大きく広がっていくのを感じてください。
プロセスを変えたやり方
1.腕を伸ばす:両脚を大きく開き、右の足先を90度外側に向ける。両腕を肩の高さで左右に広げ、目線を右手先に向けたまま上体を倒す。右手を右足のすねへ。ここで1呼吸おいてから次へ。
POINT:左右の足で強くマットを押し、土台となる下半身を安定させる。
2.顔を上げる:顔を上に向けながら、胸がさらに開いていくことを感じる。目線は左手の先に向ける。反対側も。
POINT:ゆっくり動いて変化を感じる
首にシワが表れているのはNG:肩がすくんでいる証拠
POINT:首を長く保ち、肩の力を抜いてポーズをキープ。
教えてくれたのは…
中村尚人先生
理学療法士、ヨガ・ピラティスインストラクター。「TAKT EIGHT」「UPLIGHT」主宰。UTLにて長年ヨガの解剖学講座を担当。医療とボディワークの融合、予防医学の確立を目指し活動中。
モデル…ソフィさん
幼少期にモデルデビュー後、学生時代をオーストラリアで過ごし、21歳から日本で本格的に芸能活動を開始。ホリスティック栄養士、RYT200も取得。ヨガイベントも開催している。
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