心が弱っているな…と感じた時の【ハートオープナーヨガ】

 心が弱っているな…と感じた時の【ハートオープナーヨガ】

この穏やかなシークエンスを試し、体と心の知恵の調子を整えましょう

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しばらくの間、ヨガインストラクターからハートを開くように言われるのではないかと心配して、私はヨガクラスを避けていました。更にその場にいたら、ハートを開くプロセスを通して呼吸するよう求められるのです。そんな状況に自分がいることを少し考えただけでも胸がぎゅっと締め付けられ、呼吸が浅くなりました。

ジャーナリストとしての仕事を通じて、他人のトラウマを繰り返し見ることによって代理トラウマの症状を経験していたことには当時、まだ気づいていませんでした。大きな後屈などハートオープナーのポーズを行う際に体の中に沸き起こるものにうまく対処するインナーリソース(内なる安らぎの感覚)と幅広い感情を自分が持っているとは感じていませんでした。しかし、時が経つに連れ、私は穏やかなハートオープナーのシークエンスを実践するようになりました。そして、微妙な動きの中の癒しに気がつき、このアプローチに安堵を感じるようになったのです。

ハートを癒すためにスローダウンする

ハートを開くシークエンスは癒す機会、自分自身と他人の両方への愛を感じる能力、そして悲しみと喪失を克服するための道さえも与えてくれます。ハートを開くことに焦点を当てた実践によって、負担なく、体と調和したり、感覚に耳を傾けたりすることができるようになります。このようにして、あなたにとって意味のある適切なレベルのケアに気づきやすくなります。脆弱性を受け入れ、体が必要とするものに同調するには、勇気と意欲だけでなく、インナーリソース、そしておそらく強力なサポートネットワークも必要です。

記憶と経験というのは私たちの体全体に保存されており、体の中では新たな経験を修復し、創造するチャンスを生かし、あらゆる種類の癒しが訪れるはずです。体の前面を開くことで、それが私たちの中に生きていることを認識し、私たち自身の中で安全なスペースを取り戻し始めることができます。私たちは時に、そこに存在するものをただ感じることもあります。また時には、それを特定しようとし、それを通じて呼吸しようと試みることもあります。また稀に、私たちは自分たちの体を解放してつながるかもしれません。しかし、私たちは一歩一歩確実に存在し、個人的な癒しのため、パーソナルワークを行うことによって、今いる場所に精一杯存在しようとします。そしてそれは集団的な癒しへの貢献となるのです。

一度に1つのポーズ

ヨガティーチャーのチャンタル・フローレンスがご紹介するこの穏やかなハートオープニングのシークエンスはあなたの体を優しくソフトに感じさせ、動かします。これらのポーズのいずれかを1日中試すことも、時間をかけてシークエンス全体を実践することも可能です。新型コロナウィルスの大流行による疲労感は私たちの体に打撃を与えました。ですから心配する代わりに、適切なシークエンスや正しいポーズをできているのであれば、それぞれのアーサナで明らかとなった体の中の感覚にフォーカスしましょう。

苦しみや不快感が生じることがありますが、呼吸を深め続けて、実戦に集中し続けましょう。長い呼吸ができないと感じた場合は、地面に触れている体の部位に注意を向け、そこに存在し続けるように最善を尽くしてください。何かうまくいかないと感じたら、体の声を聞いて修正するか、単にそのポーズをスキップしてください。準備ができた時にいつでもそのポーズを行えば良いのです。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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By CHANTAL FLORES
Translated by Hanae Yamaguchi



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