MEDITATION & MIND
簡単なようで難しい…ヨガ哲学が教えてくれる日常生活で「してはいけない」5つのこと
ヨガ哲学では、日常生活で心掛けたい「5つのしてはいけないこと」として「ヤマ」という教えがあります。ヨガをしていてもしていなくても、私たちの日常生活に身近な内容ですが、どんなものでしょうか?
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「ヤマ」とは?
ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」で述べられているヨガにおける8つの段階(ヨガの八支則=アシュタンガ)の中の最初の項目で、してはいけない5つのことがあげられています。日本語では「禁戒(きんかい)」と呼ばれています。
5つのヤマ
アヒムサ(非暴力)
暴力をふるわない、苦痛を引き起こさないという意味です。暴力と聞くと、他人に対する肉体的、精神的なものを思い浮かべますが、自分に対して暴力をふるわないという意味も含まれています。体に痛みや不調があるのに無理をしてヨガのポーズを練習したり、落ち込んだ時に自分に対して否定的な言葉をかけることも自分に対する暴力と言えるでしょう。
サティア(不嘘)
嘘をつかないこと。思ったことを正直に伝える(=思ってもいなことを口にしない)、自分が知っていることや経験したことだけを伝える、確信を持てないことについては口を出さない、なども含みます。誰でも普段の何気ない会話(SNSも含めて)でこのサティアに反した発言をしてしまいがちなので、何かを言おうとするときには一呼吸おいて考えることが大切かもしれません。
アスティヤ(不盗)
盗みをしないこと。盗みと聞くと物を奪うことを想像しますが、それ以外にも相手の時間や機会も盗みの対象となります。待ち合わせの時間に遅れたら相手の時間を奪うことになり、相手の話をきちんと聞かずに途中でさえぎったら相手が話をする機会を奪うことになります。誰でもついうっかりしてしまうことなので気をつけたいですね。
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