あなたの背骨は大丈夫?背骨のゆがみCHECKテスト

 あなたの背骨は大丈夫?背骨のゆがみCHECKテスト
photos by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)

姿勢のくせなど生活習慣でゆがみやすい背骨。まずは今の自分の状態を、簡単なテストでチェックしてみましょう。

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背骨のゆがみは猫背から始まる!

健康な背骨は横から見ると、なだらかなS字カーブを描いています。頭が前に出る、腰が反るといった背骨のゆがみは、まず胸椎の後弯が強まる=猫背になることから始まるそう。

「背骨の中でも、胸椎は動かしづらい部位。猫背になることで首が前に出たり、反り腰になったりして姿勢のバランスをとっているんです」(今井先生)

胸椎の後弯が強まるのは40〜50代からと言われており、さらに長時間のデスクワークや電子機器の使用など猫背になりやすい生活習慣も問題に。

「でもヨガをしている人はラッキーです。太陽礼拝で前屈と後屈を繰り返しているうちに、背骨が自然と〝その間〞にいられるようになり、重心のバランスが改善されるからです。そのため、日常生活でふいに体勢を崩してもすぐに重心位置をコントロールできるようになり、けがの予防になります。太陽礼拝にプラスしてねじりのポーズを行うと効果はさらにアップ。日頃から習慣化して背骨の可動域を保ちましょう」(今井先生)

背骨
Illustration by  Misako Nakagawa

自分の背骨のカーブを確認

背筋を伸ばしたまま頭を前に倒し、上から順に指先でたどっていくと、ボコッとした大きな突起に触ることができます。その部分が頸椎7番の棘きょくとっき突起です。

背筋を伸ばしたまま頭を前に倒し、上から順に指先でたどっていくと、ボコッとした大きな突起に触ることができます。その部分が頸椎7番の棘きょくとっき突起です。
Photos by  Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
背骨カーブ
Photos by  Nobuhiro Miyoshi (RELATION)

S字カーブが保たれている人は…頸椎の7番と仙骨が同一ラインに!

首を戻し、頸椎7番と仙骨を結ぶラインをチェック。一直線になるのが理想。目測する際はお尻が始まる部分と頸椎7番の棘突起が揃えばOK。 

首を戻し、頸椎7番と仙骨を結ぶラインをチェック。一直線になるのが理想。目測する際はお尻が始まる部分と頸椎7番の棘突起が揃えばOK。
Photos by  Nobuhiro Miyoshi (RELATION)

背骨にゆがみがある人は…頸椎の7番と大転子が同一ラインに…

仙骨ではなく、骨盤のサイドに出ている大転子が頸椎7番と同じラインになった人は、背骨のS字カーブが崩れている可能性が……!

仙骨ではなく、骨盤のサイドに出ている大転子が頸椎7番と同じラインになった人は、背骨のS字カーブが崩れている可能性が……!
Photos by  Nobuhiro Miyoshi (RELATION)

実は反り腰の人は“隠れ猫背”かも!

腰が反るのは猫背の代償動作
姿勢が良く見える反り腰ですが、実はこれも猫背が原因であることが多いそう。「猫背で胸が丸まる分、腰を反らしてカバーし、姿勢を良く見せているだけなんです」(今井先生)

腰が反るのは猫背の代償動作
Illustration by  Nanayo Suzuki  

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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photos by Nobuhiro Miyoshi (RELATION)
model by Rico Ikeda
illustrations by Misako Nakagawa,Nanayo Suzuki
hair&make-up by Rika Imazeki(P-cott)
text by Megumi Nishijima
yoga Journal日本版Vol.69掲載



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背骨
背筋を伸ばしたまま頭を前に倒し、上から順に指先でたどっていくと、ボコッとした大きな突起に触ることができます。その部分が頸椎7番の棘きょくとっき突起です。
背骨カーブ
首を戻し、頸椎7番と仙骨を結ぶラインをチェック。一直線になるのが理想。目測する際はお尻が始まる部分と頸椎7番の棘突起が揃えばOK。
仙骨ではなく、骨盤のサイドに出ている大転子が頸椎7番と同じラインになった人は、背骨のS字カーブが崩れている可能性が……!
腰が反るのは猫背の代償動作
両手を肘までぴったり合わせる。指先を天井に向けたまま、どこまで真っすぐ上げられるかチェック!
両手を肘までぴったり合わせる。指先を天井に向けたまま、どこまで真っすぐ上げられるかチェック!
NG
OK
今井先生