不安のデトックスが必要な人へ|ストレスから自分を解放する方法
ステップ3.観察する、目撃する
アウェアネス(感覚)とは気づくことであり、観察というのは目撃するスキルです。多くの瞑想のテクニックは、観察する技術を学び、そして理解することが基本です。観察者効果の理論に従うと、単純に状況を観察するだけでも結果は変化します。感情のデトックスにおいて、自らの感情を観察することは経験に変化をもたらします。つまり、かつてあなたが罪悪感、恐れ、怒りと表現していた感情が、頻度や形や動きを変えて、喜びにも似た新しくてもっと軽い解釈を与えてくれるのです。
誤解のないようにはっきり言っておくと、あなたの感情のアウェアネスを目撃することは、見ることとは異なります。何かを見るとき、あなたは思考を巡らしがちでしょう。例えば、自分の呼吸を見るように言われたら、自分の呼吸が「正しいか」、それとも「正しくないか」と考えてしまいがちでしょう。一方、呼吸を目撃するという場合には、脳はあまり関係ありません。警備員や幼い子供を世話する母親であれば、見ることは大切かもしれませんが、不安のデトックスにおいては役立ちません。要は体というのは常にバランスと安らぎのある場所に常に戻ろうとしているということです。あなたがしなければいけないことは何もありません。ただ必要なのは、見ることと目撃することの違いに気づく、それだけで十分です。
見る(ウォッチ)VS 目撃する(ウィットネス)
見る
監視する
保護する、隔離する、疑念を表す
あなたが見るものを考え、解釈する
警戒する
思考との関わりあう、思考と連動する
エネルギーを縮める(保持する、抵抗する)
目撃する
気づく
判断をしない
思考からの分離
意味をなさずにただ観察する
オープン、好奇心が強い、興味を持つ
拡大する(許可、開く)
「見るVS 目撃する」を理解した上で、体のバランスと安らぎを探すプロセスに進みましょう。
バランスと安らぎを探す
1.少し時間をとって、体の感覚に目を向けましょう。これを行うには、一旦立ち止まり、両脚を広げ、視線を和らげ、呼吸に意識を向けましょう。
2.これを行なっているときに怒りの感情を覚えたり、注意散漫になったりしていないか自分の様子に注意を向けましょう。そわそわしたり、心拍が早くなったりするかもしれません。もしそうだとしたら、あなたは「見ている」もしくは一生懸命頑張りすぎているかもしれません。
3.まず、はっきりと「ウィットネス(目撃する)」を口に出し、鼻から息を吸い込み、吐きながら、「見る(ウォッチ)」から「目撃する(ウィットネス)」に移行できるようにしてみましょう。
4.「ウィットネス」をさらに数回口に出しましょう。あなたの体に向かって優しく直接声がけしましょう:「ウィットネス」(息を吸う、息を吐く)、「ウィットネス」(息を吸う、息を吐く)。あごを床に対して平行にし、視線を柔らかくします(下を見る、または地平線に視線を向けましょう)。
5.この言葉に合わせて調整する時間を体に与えてあげましょう。すぐ上手くできるかもしれませんし、すぐにはうまくできないかもしれません。
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