行き詰ったときに試したい「想像力」を目覚めさせる4つのヒント

 行き詰ったときに試したい「想像力」を目覚めさせる4つのヒント
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本当の自分自身を知る「セルフスタディ」が生み出す能力とは?

クリエイティビティというのは斬新で独創的な何かを生み出すプロセスとしてしばしば定義されますが、クリエイティブな取り組みを行うには、それを外側に向けて表現し始める以前に、自分自身との強く誠実な関係を培う必要があります。心理学者のアブラハム・マズローによれば、クリエイティブネス(彼が好む用語)は自己認識と自己実現に必要な要素です。著書「The True Secret of Writing」の中で、アメリカの人気作家ナタリー・ゴールドバーグは「私たちが自分について知りたい全てのことは奥深く隠れています」と書いています。また、古代のヨギたちは、自らの判断と恐れの下にある真実を明らかにすることこそが、ヨガを実践する理由だと述べています。

たとえ障害物に直面しても、ヨガは私たちに前を向いて進むための自己律(タパス)を与えてくれます。本当の自分(スヴァディアーヤ、またはセルフスタディ)を知る上で邪魔になる障害が、何かを知る機会、そして意図したとおりに物事を展開させる能力(イーシュワラプラニダーナ)を手にすることができるのです。

感情障害や不快感を取り除くために、ヨガで身体の中へと入っていこう

前腕バランスを固定するのは、物理的なアーサナのプラクティスの中でさほど難しい要素ではありません。むしろ、いわゆるモンキーマインドを落ち着かせ、チャイルドポーズをしたときに満足感を得たり、シャバーサナに身を委ねたりすることを可能にします。ポーズを取り、静止しているときに沸き起こり得る感情障害や不快感をうまく自分でコントロールできれば、インスタ映えするようなクリエイティブなものができないと葛藤したときに、休息して受け入れるという心の基盤が手に入れられます。

行き詰まっているときは、気分が乗らなくてもマットに乗ってみましょう。地面に足が触れているのを感じ、動き出しましょう。そしてポーズを完璧にこなさなければいけないという感情を解き放ちましょう。しばらくすると、「ゾーン」または「フロー」に出くわすかもしれません。これらはハンガリー系アメリカ人の心理学者ミハイ・チクセントミハイによって描写された空間のことで、すべての外部からの感覚による刺激が溶けてなくなる瞬間の意識と完全な没入感を意味します。こうして焦点が改まると、どんなことをしていても大きな感謝の気持ちを感じられるようになります。その後、あなたはもっと自信と活力を感じられるようになるかもしれません。

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By ANDREA RICE AND LISETTE CHERESSON
Translated by Hanae Yamaguchi



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