閃き・直感を感じて|イシュタヨガ創始者に学ぶ瞑想前のヨガポーズ
世界初、イシュタヨガスタジオが誕生
当時、南アフリカ人の著名な写真家ノーマン・シーフがロサンゼルスにいて、私は生活費を稼ぐために何か写真の仕事をもらえないかと考え、ノーマンに会いに行きました。ところが、ノーマンはヨガを学びたいと言うのです。ノーマンは当時、女優のタリン・パワーと付き合っていて、彼女がヨガに没頭していました。そこで、私はタリンの家でヨガを教え始めました。1カ月もしないうちに、1日2クラス、30〜40人にヨガを教えるようになっていました。そこで、ウエストハリウッドにあるノーマンの写真スタジオに拠点を移すことにしました。
ノーマンが撮影していた人の中にラバーン&シャーリーに出演していた女優のシンディー・ウィリアムズがいたのですが、シンディーは私のレッスンを受けていました。その頃シンディーはテレビドラマの新シーズンの契約を交わすところで、ストレスケアを担当するスタッフとして私の名前を契約に加えたいと言ってきました。私はその依頼を受け、そこから事業が発展し始めたのです。ロビン・ウィリアムズはモーク&ミンディーの契約に私の名前を入れましたし、テレビドラマシリーズ、ファミリータイズのディレクターに依頼されて、毎週1回スタジオでヨガの指導をすることにもなりました。最終的には有名なスターたちに指導することになったのですが、おかしなものですね。有名人に興味がないのですから。私には無縁の世界です。
やがて、マティ・エズラティと一緒にヨガワークスを立ち上げました。私はずっとイシュタヨガを教えていましたが、ロサンゼルスでヨガの人気が高まってきていたので、さまざまな流派のヨガを教えるスタジオを開きたいと思っていました。のちにニューヨークにもヨガワークスのスタジオを開きました。マティは私の才能を引き出してくれました。私はヨガゾーンスタジオ、ビーヨガスタジオも開き、2008年についに最初のイシュタヨガのスタジオを開くに至ります。
イシュタヨガは長年を経て発展を遂げ、いくつかのティーチャートレーニング、マスタープログラム、モジュール、マニュアルを確立しましたが、エネルギー体の意識をいかに変えるかというヨガ(具体的にはクリヤヨガ)の奥義は、何ら変わっていません。この奥義はきわめて奥深く、現代の科学者たちが同じことを主張しているほどです。ヨガの科学をさらに学ぶために、人々がイシュタを訪れています。肉体だけでなくもう少し深いところを見つめるために、そして、意識を浄化させる方法を習得するために。すると、肉体は考えやVritti(心の揺れ)でいっぱいにはならずに、精神、知識、才能を反映し始めるのです。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く