センター? 端っこ? ヨガレッスンであなたが選ぶべき場所は
スタジオレッスンに参加するとき。扉を開くとあらかじめ人数分のヨガマットが敷かれていますよね。そして、そのなかから「どこでレッスンを受けるか」を決めます。センター? それとも端っこ?どこを選んだらよいのか迷ってしまう人は、“場所取り”の参考にしてみてください。
「センター」がオススメな場合
アーサナを深めたい
「アーサナ(ヨガポーズ)がまだよく分からない」「もっと完成度を上げたい」…そう思っている人にオススメなのはセンター。インストラクターの正面、最前列です。
この場所は、インストラクターのアーサナがよく見えて勉強になるのはもちろん、体の向きを左右に変えるようなアーサナのときも常に目線の先にアーサナを取る人がいることになります。初めてのレッスンやクラスでも「あれ、これで合ってるかな?」といった心配をすることなくレッスンに臨めるでしょう。
寒さに弱い
これは、冬のレッスン時に頭に置いておきたい場所選びのポイント。
暖房が効いた室内でのヨガでは、そこまで寒さを感じることはないでしょう。しかし、出入り口の近くは、ドアの開け閉めによって冷たい風が入ってくるため、若干の温度差が生じます。加えて、窓の近くもひんやりとした空気を感じやすい場所のひとつ。
体の冷えが気になる人は、ドアや窓から離れた場所を確保しておくと安心でしょう。とは言っても、ど真ん中には抵抗があるようならちょっとずらした場所でもOK。
「端っこ」がオススメな場合
人に見られるのが苦手
「人にヨガをしている姿を見られるのが苦手」という人は少なくないでしょう。しかし、他人から見ると、チラッと視界に入ることはあってもそこまでじっくりと見ることはないはず。安心して自分自身に集中してください。
それでも、なるべくひっそりとレッスンに参加したいという人は、センターから離れた端っこを選んで。何列かになっているのであれば、後列を選ぶとよいでしょう。
なぜなら(インストラクターによって異なりますが)生徒さんのアジャスト(ポーズ補助)にまわる際、端っこから見ていく人が多いから。つまり、端っこ
は他の生徒さんからはあまり見られず、インストラクターからはアーサナを正してもらえる場所だということが言えます。
ただし、絶対とは言い切れませんのでご了承ください。
教室や自分の感覚によって変わる場合
音楽が気になる
ヨガスタジオで音量の大きな音楽が流れていることは滅多にありませんが、音が気になって集中できないということもあるかもしれません。そんな時は、スタジオ内でも音楽が大きく聞こえてこない場所を選ぶとよいでしょう。例えば、スピーカーがサイドにある場合はセンターを、センターにある場合は端っこを取るといいですね。
筆者は音楽によって呼吸音が聞き取りにくくなることと、集中力が途切れることを極力避けるために、他のインストラクターのレッスンに参加するときはスピーカーがどこにあるのかをチェックしてなるべく離れた場所で受講するようにしています。
自分の呼吸の音を耳でキャッチしながらアーサナを深める。このようなヨガの時間が持てたら最高ですよね。
自分のヨガに集中したい
最後は、自分のヨガに集中したい人。オススメはやはり端っこでしょう。しかし、集中できる場所というのは教室の設えや人によって異なりますよね。
例えば、教室の前面に鏡がある場合、ヨガしている自分が鏡に映るのが気になる人も多いでしょう。そんな時は、鏡にあまり映らない2列目以降の端っこなどを選ぶと集中の妨げにならずヨガができるはず。
こんな風に、何が自分の集中力を妨げるのかを知り、そこから離れた場所を選ぶとよいでしょう。
自分がやりやすい場所を見つけて
スタジオ内での場所選びのポイントをお伝えしました。ですが、これらはスタジオやインストラクターによっても変わってくる部分でもあるので、あくまでも参考程度にしてくださいね。
そして、希望する場所を取れなかったからといって、そのレッスンが無駄になるわけでもありません。そんなときは、「今日はいつもとは違う場所でレッスンを受けてみよう」など気持ちを前向きに切り替え、新たな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ライター/高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。
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