筋力の強さ・弱さを診断|腸腰筋・ハムストリング…8筋肉のチェック方法
筋力を鍛えたいなら、やみくもに行うのでなく集中的に効率よく行うのがおすすめ。筋力不足が解消されると、もっとヨガのポーズが取りやすくなります。まずは今のあなたの筋力レベルを確認してみましょう。これらのポーズがキープできるかどうかで、強い部分・弱い部分がはっきりしますよ!理学療法士でヨガインストラクターの中村尚人先生に教えてもらいました。
1.多裂筋の筋力レベルを「プラサリタパードッターナーサナ」でチェック
・十分…完成系がキープできる。
・普通…軽減ポーズで、背中が丸まらず、背すじがピンと伸びている。
・弱い…軽減ポーズで、背中が丸まり、背すじが伸びていない。
※軽減ポーズは、足裏を床に着けて膝を曲げている状態。
完成形(プラサリタパードッターナーサナ)
軽減ポーズ(プラサリタパードッターナーサナ)
2.腸腰筋の筋力レベルを「ダンダーサナ」でチェック
・十分…完成系で、骨盤が立った状態をキープできる。
・普通…軽減ポーズで、骨盤が立った状態をキープできる。
・弱い…軽減ポーズで、骨盤が立った状態をキープできない。
※完成系は膝を伸ばした状態、軽減ポーズは膝を曲げた状態。
完成形(ダンダーサナ)
軽減ポーズ(ダンダーサナ)
3.腹斜筋の筋力レベルを「ヴァシシュターサナ」でチェック
・十分…完成系で、腰を落とさずにキープできる。
・普通…軽減ポーズで、腰を落とさずにキープできる。
・弱い…軽減ポーズで、腰を落とさずにキープできない。
※軽減ポーズは前脚で支えている状態。
完成形(ヴァシシュターサナ)
軽減ポーズ(ヴァシシュターサナ)
4.腹筋群の筋力レベルを「ナーヴァーサナ」でチェック
・十分…完成系で、脚を上げても上半身が後ろに倒れず、姿勢がキープできる。
・普通…軽減ポーズで、上半身が後ろに倒れず、姿勢がキープできる。
・弱い…軽減ポーズで、上半身が後ろに倒れ、姿勢がキープできない。
※完成系は膝を伸ばした状態、軽減ポーズは膝を曲げた状態。
完成形(ナーヴァーサナ)
軽減ポーズ(ナーヴァーサナ)
5.ハムストリングの筋力レベルを「プールヴォッターナーサナ」でチェック
・十分…完成系で、お尻を落とさず、体幹〜足を真っすぐ伸ばせる。
・普通…軽減ポーズで、肩から膝が真っすぐ伸ばせる。
・弱い…軽減ポーズで、お尻が落ちる。
※軽減ポーズは膝を曲げた状態。
完成形(プールヴォッターナーサナ)
軽減ポーズ(プールヴォッターナーサナ)
6.大腿四頭筋の筋力レベルを「ウッティターハスタパーダングシュターサナ」でチェック
・十分…膝が伸びた状態で、脚を90度の高さでキープできる。
・普通…膝が伸びた状態で、脚を45度の高さでキープできる。
・弱い…膝が伸びた状態で、脚を45度の高さでキープできない。
※背中を丸めないこと
完成形(ウッティターハスタパーダングシュターサナ)
軽減ポーズ(ウッティターハスタパーダングシュターサナ)
7.上腕三頭筋の筋力レベルを「チャトランガ」でチェック
・十分…完成系で、体を前に押し出し、肘が直角になっている。
・普通…軽減ポーズで、お腹が落ちない。
・弱い…軽減ポーズで、お腹が落ちる。
※完成系は膝を床につけない状態、軽減ポーズは膝を床につけた状態。
完成形(チャトランガ)
軽減ポーズ(チャトランガ)
8.背筋の筋力レベルを「ヴィーラバッドラーサナⅢ」でチェック
・十分…完成系で、頭も脚も水平より下がらない。
・普通…軽減ポーズで、脚と腰が水平、頭がそれより上がっている。
・弱い…軽減ポーズで、脚と腰が水平、頭を上げると足が下がってしまう。
※軽減ポーズは手を腰においた状態。
完成形(ヴィーラバッドラーサナⅢ)
軽減ポーズ(ヴィーラバッドラーサナⅢ)
教えてくれたのは…中村尚人先生
理学療法士、ヨガインストラクター。医療とボディワークの融合、予防医学の確立を目指し活動、「TAKT EIGHT」、「UPRIGHT」主宰。近著に『腹筋革命』(飛鳥新社)がある。
モデル…AVIさん
大阪府生まれ。女性誌や広告、ショーなどで活躍し、ヨガ講師資格のRYT500も取得。3年前から海外に移住し、現在も日本と海外でモデル活動を行う。イラストレーターとしても活躍中。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く