理学療法士が推奨!下半身の筋力を上げるたった1つのゴールデンエクサとは

 理学療法士が推奨!下半身の筋力を上げるたった1つのゴールデンエクサとは
Getty Images
堀川ゆき
堀川ゆき
2019-09-05
広告

スプリット・スクワットの注意点

正しいフォームでエクササイズを行わないと効果がないだけでなく、怪我や痛みの原因となってしまいます。そこで、注意点が3つあります。

①膝を外反させないことです。
knee inとも言い、繰り返すと膝関節を痛めやすいフォームです。膝は両膝とも足の人差し指の方向を向きます。膝をねじらないように注意して曲げ伸ばししましょう。

②下までしゃがみ切った時に前膝がつま先より前に出ない位置で行うことも、膝へのストレスを回避させるポイントです。
どうしても膝のほうが前に出てしまう場合は、歩幅(両足の縦の間隔)を少し広げましょう。

理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
Photo by Yuki Horikawa

③腰椎は適度な前弯を保ちつつ、腰を反らし過ぎないことです。
恥骨は正面に、尾骨は床に向けて、骨盤の左右のASISという突起の高さを揃えて、骨盤をニュートラルに保ちましょう。

理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
Photo by Yuki Horikawa

最後に

いかがでしたか?鍛えるべき3つの筋肉と、そのためのエクササイズ、理解していただけましたか?この一つのエクササイズだけでいいので続けてみてください。グラつく時やキツいと感じる時は、壁や手すりを持っておこなってもOKです。自分の身体と長く付き合っていくためにメンテナンスをしていくのは、やっぱり自分自身です。1日のうちほんの数分間でいいので、自分の身体と向き合えるゆとりを持てるといいですね。

参考
園部俊晴「健康寿命が10年延びるからだのつくり方」運動と医学の出版社,2017
石井直方「トレーニング・メソッド」ベースボール・マガジン社,2009

ライター/堀川ゆき
理学療法士。ヨガ・ピラティス講師。抗加齢指導士。モデルやレポーターとして活動中ヨガと出会い、2006年にRYT200を取得。その後、健康や予防医療に関心を持ち、理学療法士国家資格を取得し、慶應義塾大学大学院医学部に進学。現在大学病院やスポーツ整形外科クリニックで、運動機能回復のためのリハビリ治療に携わる。RYT200解剖学講師も務める。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告
  • 3
  • /
  • 3



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
大腿四頭筋 理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
大殿筋 理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
 
理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?
理学療法士が推奨する、下半身の筋力を向上させるたった1つのゴールデンエクササイズとは?