まさかのダウン!?更年期と「鬱のお友達」が教えてくれたこと【#50代のリアル】

まさかのダウン!?更年期と「鬱のお友達」が教えてくれたこと【#50代のリアル】
Photo by Poko
井上敦子
井上敦子
2026-09-16

「頑張った後は、しっかり自分を休ませてあげましょうね」日々、ヨガニドラや瞑想を通して『休息』の大切さをお伝えしている私ですが・・・実は今、絶賛お休みをいただいています。 普段あれほど「休もう」と発信している当の本人が、ダウンして休業宣言をするというパラドックスを起こしてしまいました(笑)。今回は、私が今直面している心身の変化と、そこからの気づきについてお話しさせてください。

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「休息を伝える側」の私が直面したパラドックス

きっかけは、大切に重ねてきた指導者養成講座を2つ、無事に終えたことでした。「ふぅ」と一息ついた途端、まるでプツンと糸が切れたように動けなくなってしまったのです。燃え尽き症候群のような状態でした。

最初は「単なる疲れかな」と思っていたのですが、身体の奥から、20代からの付き合いである「鬱症状」がひょっこり顔を出した気配がしました。私は20代前半に重い鬱病を経験し、改善された今でも、月1回カウンセリングに通って自分の状態を観測しています。鬱病はもう「腐れ縁のお友達」のような存在で、付き合い方は分かっているつもりでした。

ですが今回は、以前からあった更年期の症状が重たくなってきたタイミングと重なってしまい、以前とは違った辛さを経験しています。まさかのダブル攻撃!長年の付き合いである鬱のお友達と、まだ挨拶したばかりの更年期。この2人に同時に来られると、さすがに面食らいます。そんな訳で約2ヶ月間、仕事をセーブするという決断をしました。

抗うのをやめて「今の自分」を受け入れる練習

「仕事を休むなんで」「休息を伝える側なのに・・」と自分を責める気持ちがゼロだったわけではありません。けれど、悪化する前にブレーキを踏んでお休みを取れたことは、周囲への迷惑を最小限に抑えるためにも本当に良かったと思っています。

50代を迎えて、体力はどうしたって落ちるし、見た目だって老けていく。更年期やメンタルの波も含めて、これらは抗えない自然な変化です。「今の自分を受け入れる」とヨガで言い続けてきたけれど、いざ自分の体や心の変化と向き合うと、抗わずに受け入れるのって思っていた以上に難しい!「あきらめ」とも違う、前向きな年齢の受け入れ方。なかなか難しい課題だと感じます。

この変化に抗うエネルギーを減らして、代わりに受け入れる練習をしよう。更年期は「今のそのままの自分を愛おしむ練習」として、神様から与えられた貴重な機会なのかもしれません。

頑張り続ける社会の中で、「積極的に休む」という選択を

現代は情報が溢れ、生きているだけでも心と身体が疲弊しやすい時代です。「休むことは悪」というかつての価値観は少しずつ薄れてきたものの、世の中を見渡すと、まだまだ「立ち止まること」より「頑張り続けること」のほうが価値が高いように感じられます。そのため、いざ「休む」という選択をしようとすると、少し勇気が必要だったりもします。

今、毎日を忙しく駆け抜けている方や、更年期という心身の変革期の渦中にいる方へ。どうか、くれぐれも無理をしないでくださいね。

たまには背負っている責任をそっと横に置いて、ちょっとくらい放り投げてしまっても大丈夫。しんどかったら、休んでもいい。 息苦しくなったら、その場所から離れてもいい。どうか自分の感覚を一番に大切にして、心地よい場所に自分を戻してあげてください。

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