スポーツドリンク500mlに角砂糖5〜7個分の糖質。夏の水分補給の正しい使い分け|管理栄養士が解説

スポーツドリンク500mlに角砂糖5〜7個分の糖質。夏の水分補給の正しい使い分け|管理栄養士が解説
photoAC

暑い季節や運動後、体調を崩したときなど、「水分補給にはスポーツドリンクと経口補水液、どちらを飲めばいいの?」と迷ったことはありませんか?どちらも水分や電解質(ナトリウム・カリウムなど)を補給できる飲み物ですが、実は役割が大きく異なります。それぞれの特徴を知って、場面に応じて使い分けることが大切です。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

スポーツドリンクは「運動時」の水分・エネルギー補給に

スポーツドリンクは、汗で失われた水分や電解質に加えて、糖質も含まれています。糖質が入っていることでエネルギー補給にも役立ち、長時間の運動や部活動、屋外での作業など、たくさん汗をかく場面に適しています。

一方で、スポーツドリンクには飲みやすくするために比較的多くの糖分が含まれています。商品によって差はありますが、500mlあたり約20g〜30gの糖質(角砂糖5個〜7個程度)が含まれているものもあります。日常生活で汗をあまりかいていないときや、喉が渇いたからと言って頻繁に飲むと、糖分の摂りすぎにつながるため注意が必要です。

水分補給
photo AC

経口補水液は「脱水状態」のための飲み物

経口補水液は、脱水時に効率よく水分と電解質を吸収できるように作られた飲料です。ナトリウム濃度がスポーツドリンクより高く、糖分は控えめに調整されているため、小腸で水分が吸収されやすい組成になっています。

発熱や下痢、嘔吐など脱水が心配なときや、熱中症で大量の汗をかいた場合などに適しています。
ただし、健康な人が普段の水分補給として飲むものではありません。ナトリウム量が多いため、習慣的に飲む必要はなく、特に高血圧や腎臓病などで塩分制限を受けている方は、医師や管理栄養士の指示に従いましょう。

脱水症状
photoAC

迷ったら「今の体の状態」で選びましょう

熱中症対策としても、軽い発汗であれば水や麦茶で十分な場合も多く、発汗量や体調に応じて飲み分けることが大切です。

選び方の目安は次のとおりです。

・軽い運動や普段の水分補給:水や麦茶がおすすめ

・運動でたくさん汗をかいたとき:スポーツドリンク

・発熱・下痢・嘔吐・熱中症など脱水が疑われるとき:経口補水液

麦茶
photoAC

まとめ

スポーツドリンクと経口補水液は、どちらも水分補給に役立つ飲み物ですが、目的は異なります。
スポーツドリンクは運動時の水分・エネルギー補給、経口補水液は脱水状態の改善を目的とした飲料です。
日常生活では水や麦茶を基本とし、体調や発汗量に応じて上手に使い分けましょう。

スポーツドリンク
photoAC

【参考】消費者庁(経口補水液)

 

ライター/浅野いずみ
行政管理栄養士として保育園や老人ホーム等の施設衛生・栄養管理の指導に従事。その後フリーランスとして特定保健指導やダイエットプランナーとして個人の栄養や健康をサポートしている。食材の持つ力や組み合わせ、効果的な調理法についてのテーマを中心に、食べることが楽しくなるような執筆を心掛けている。

Google Newsでヨガジャーナルの記事が見つけやすくなります

Googleに登録する
広告

RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

水分補給
脱水症状
麦茶
スポーツドリンク