ダイエットや老化防止にも効果的|ヨガ×高強度インターバルトレーニング
HIITはダイエットや健康維持にも効果がある。アメリカスポーツ医学会によれば、ジョギング、サイクリング、水泳、フィットネスのためのヨガ練習に加えると、より多くのカロリーを消費することができ、特に運動後2時間の回復期のカロリー消費量は最大15%までアップするという。最も高い効果を得るには、自分の持久力に合わせて5秒から8分の高強度の運動を取り入れたHIITを、休憩を含めて20分から60分続けると良いとスポーツ医学会は薦めている。HIITを行う際は、高強度な運動をしている間は最大心拍数(拍動が限界まで速くなったときの1分間の心拍数)の80〜95%に達するように全力を尽くし、合間の回復期では最大心拍数の40〜50%に落とすようにする。
フィットネスインストラクターでヨガティーチャーのコーヤ・ウェブが初めてHIITに出会ったのは大学の陸上選手時代で、筋力と持久力をつけるためだった。だが続けるうちに彼女は腰を疲労骨折した。うつ状態になったウェブはヘルスカウンセラーに助けを求め、気分を上げるためにヨガを薦められた。ヨガのおかげで気分も体調も良くなったわ、とウェブは語る。それから1年もしないうちに彼女はトラックに復活し、州のチャンピオンになった。さらに運動科学の学位を取ると、ヨガHIITを編み出した。
ウェブは、心血管や筋肉を鍛えるHIITのエネルギッシュな効果と、柔軟性やストレス解消をもたらすアーサナの効果を組み合わせた。結果として、アーサナにさらなる安定性や持続性、可動性をもたらすパワフルなプログラムが出来上がったの、とウェブは説明する。「最近、どうも停滞していると感じるなら、HIITはきっと人生やヨガプラクティスに活力を与えてくれるわ」。逆に、いつも働き詰めで休んだり自分を見つめる時間が取れない人にとっては、マインドフルにワークアウトを行うことで、リラックス効果や自己とのつながりが感じられるはずよ、とウェブは説明する。
次ページから紹介するウェブのヨガHIITをぜひ試してみよう。「まずは今の人生に何が必要かを考えることから始めてほしいの」とウェブは言う。「息を吸うときには、その決意も体に取り込むようにしてみて」。練習は1週間に3回。呼吸に意識を向け、各エクササイズの後は10秒の休憩を入れるようにしよう。
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