詰まりが取れる感覚を実感!回すだけの股関節トレで可動域アップ【プロトレーナー中野崇が教える身体操作】
ストレッチを続けているけど、股関節が詰まった感じが抜けない。そんな悩みを抱えていませんか。今回はストレッチを頑張る前にやっておきたい、股関節の柔軟性を上がりやすくするトレーニングを紹介。プロ選手に指導しているノウハウを一般の人でも実践できる形で発信している、理学療法士の中野崇先生がレクチャーします。
そもそも股関節の動きが悪くなる原因は?
股関節のおもな役割は二つあり、一つは身体を支えること。もう一つは脚の自由な動きを確保することですが、優先順位は体を支えるほうが圧倒的に高いといえます。しかし股間節は自由度が高い分、支えるには不向きで、まわりにあるたくさんの靭帯や筋肉が支え合って支持性を保っています。
では、股関節の柔軟性が低下する原因は何かというと、かみ合わせのずれが関係しています。股関節の柔軟性を高めるためにストレッチをしても、かみ合わせが崩れていると体をきちんと支えられず、股関節まわりの靭帯、筋肉、神経などが圧迫されて緊張し、血流が悪化。血流が落ちるとますます筋肉が硬くなり、ストレッチをしてもなかなか柔らかくならないという残念な結果が生じます。
球体の股関節を360度、均等に動かすトレーニング
股関節のかみ合わせを調整するには、土台となる足部にアプローチする必要があります。そのためのトレーニングは、別の動画で紹介しているのでぜひチェックしてください。今回紹介するのは、股関節を均等に動かせるようになるための「股関節回し」です。トレーニングの順番としては、足部の安定性を整えてから行うのが効果的です。
股関節は球体の形状をしているので、自由に動く分、不安定です。均等に動かせるようになるために、最初はきれいな円をイメージしながら股関節を回し、次に正方形を描くように回します。正方形のほうが動きにくい方向を確認しやすく、詰まりを感じる部分はゆっくり丁寧に回しましょう。最後にもう一度円をイメージしながら回し、繰り返すうちに動きにくさが解消されて、無理なく均等にきれいな円を描けるようになります。
股関節回し
目的と効果:股関節の詰まりを解消し、動きやすくして可動域を広げる。
やり方
1.立膝になり、左脚を前に出して安定する位置に足をつく。右のつま先を立てて、膝に体重をのせて両手は腰へ。
2.鼠径部奥の中央にある股関節の位置を意識しながら、右股関節で時計回りに円を描く。大きな円を描こうとすると形が崩れるので、大きさよりもきれいな円を描くように意識する。8回繰り返し反対回しも同様に。
3.同じく右股関節で、今度は時計回りにきれいな正方形を描く。8回繰り返し反対回しも同様に。
4.もう一度、右股関節で時計回りにきれいな円を描く。8回繰り返し反対回しも同様に。
動画で動きを見たい方はこちら
教えてくれたのは…中野崇さん
スポーツトレーナー、フィジカルコーチ。株式会社 JARTA international代表取締役、スポーツトレーナー団体 JARTA代表。多くのプロアスリートおよびチームへの身体操作トレーニングを指導。怪我を防ぎながら高度なパフォーマンスを実現するためのメソッド、脱力スキル/脱力トレーニングを考案。YouTubeをはじめとするSNSでは、プロ選手たちがパフォーマンスを高めるために使ってきたノウハウを一般の人向けに実践できる形で紹介・発信。著書に『最強の身体操作 プロが実践する脱力スキルの鍛え方』『最強の回復能力 プロが実践するリカバリースキルの高め方』(かんき出版)などベストセラー多数。
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