【腰まわりが3日ですっきり!】1日3セットでOKの「腸腰筋リリース」
マッサージしても次の日には腰が重い、ストレッチをしても腰のだるさが抜けない…。その腰の不快感、腰の筋肉そのものではなく「腸腰筋の硬さ」が根本にあるかもしれません。腸腰筋は上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉で、ここが縮むと骨盤周りの筋バランスが崩れて腰への負担が慢性化します。そこで試してほしいのが「腸腰筋リリース」。仰向けに寝て片膝を引き寄せるだけで、深部インナーマッスルに直接アプローチできます。
腰がすっきりしないのは「腸腰筋の縮み」が原因かも?
腸腰筋は腰椎(腰の骨)から骨盤の内側を通り、太ももの付け根に走る深層の筋肉(インナーマッスル)です。上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉として姿勢・歩行・立ち上がりを支えています。デスクワークや長時間の座りっぱなしで股関節が曲がった姿勢が続くと、腸腰筋は縮んだまま固まっていきます。腰椎への圧力が慢性的に高まります。マッサージで一時的に楽になっても、腸腰筋の縮みが残ったままでは腰への負担はすぐに戻ってしまうのです。
腸腰筋を「伸ばしてゆるめる」で骨盤が整う
腸腰筋の縮みを解消するには、股関節を大きく伸展させる動きでアプローチすることが必要です。ただし、腸腰筋は体の深部にあるインナーマッスルのため、表面の筋肉を揉むだけでは届きません。効果的なのは、片膝を胸に引き寄せることで反対側の腸腰筋を伸ばし、骨盤を後傾させた(腰を丸めるようにした)状態でキープするアプローチです。骨盤が後傾することで腸腰筋が最大限に引き伸ばされ、固まった筋膜の癒着もほぐれていきます。腸腰筋がゆるむと固定されていた骨盤が動きを取り戻し、腰椎への余計な負担がスーッと消えていく感覚が生まれます。
「腸腰筋リリース」とは
腸腰筋リリースは、仰向けに寝た状態で片膝を胸に引き寄せながら反対側の脚を床に伸ばして保持し、腸腰筋を静的にストレッチするセルフケアメソッドです。骨盤後傾を保ちながらおこなうことで、深部に位置する腸腰筋と腸骨筋の両方にしっかりアプローチできるのが特長。立った状態での鼠径部ストレッチとは異なり、腰への負担がほぼゼロの仰向けポジションで行えるため、腰痛を抱える方や体が硬い方でも安心して始められます。左右3回ずつ・約3分で完結し、ベッドの上でも実践できます。
腸腰筋リリースのやり方
1. 仰向けに寝て両膝を立てる。反り腰の場合は、お腹を軽く引き込んで腰を床に近づける。

2. 右膝を両手で抱えて胸の方へゆっくり引き寄せる。このとき左脚は膝を伸ばしてまっすぐ床に伸ばす。左の鼠径部(太ももの付け根)がじんわり伸びるのを感じる。

3. そのまま骨盤を後傾させたまま(腰を丸めたまま)20〜30秒キープする。反り腰にならないよう、お腹から力を抜かずに保つ。
4. ゆっくり右膝を戻して両膝を立て直す。左膝を抱えて反対側も同様に20〜30秒キープする。
5. 左右交互に3回ずつを目安におこなう。毎日続けることで3日ほどで腰まわりの軽さが変わってくる。効果を高めるためのポイント
最も大切なのは「伸ばしている側の腰を反らせないこと」。腰が浮いて反り腰になると腸腰筋のストレッチの効果が薄れてしまいます。伸ばしている脚の太ももが床から浮いてしまう場合は、腸腰筋が特に硬いサイン。無理に脚を伸ばさず、軽く膝を曲げたままでOKです。これが初心者向けの軽減法です。また、引き寄せる膝を深く抱えすぎると腰への負担が増えるため、鼠径部に「じんわり伸びる感覚」が出る位置で止めましょう。呼吸を止めずに吐く息に合わせてじんわり深めていくのがコツ。入浴後や朝起き上がる前など、体が温まったタイミングでおこなうと筋肉がほぐれやすくなります。
記事監修/本田雄介
体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指してインドでRYT200〜500修了。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業後、アパレル業界で就職するも、40歳を前に「自分らしさとは?」「人生の意義とは?」と考え始める。ヨガのもつ効果や精神性にも惹かれて転身を決意。インドで資格取得後、大手ヨガスクールでインストラクター養成講師を務め、2025年からフリーランスに。Instagram:@honhon180
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く








