日本女性が”気持ちいい”を語れる日──国際女性デーに考える、性の自由と選択肢
国際女性デーに合わせ、女性の性の受け止め方やセルフプレジャーをめぐる現状をテーマにしたトークイベントが開催されました。「Womanizer」と「SEKIRARA CARD」によって手掛けられた本イベントでは、女性のオーガズムやセルフプレジャーに関する国際的なデータを手がかりに、日本女性にとっての性の自由や選択肢について語り合う時間になりました。
3月8日、女性の権利やジェンダー平等を推進する記念日として制定されている国際女性デーに際して「女性の身体とセクシュアリティ」をテーマにイベントが開催されました。
ドイツ発セルフプレジャートイブランド「Womanizer(ウーマナイザー)」×コミュニケーションカードブランド「SEKIRARA CARD(セキララカード)」がタッグを組み実現した本イベントでは、ゲストに日本初の女性向けプレジャーグッズストア「LOVE PIECE CLUB(ラブピースクラブ)」の創業者である北原みのりさんが登壇。日本のセクシャルウェルネス業界をリードする御三方による濃密なトークセッションが繰り広げられました。
メインテーマ
「今、女性は自分の身体とセクシュアリティを自然に語れ、選べる社会にいるのか」
登壇者
- 「Womanizer」広報 日本市場PRマネージャー 小澤美優さん
- コミュニケーションカードブランド「SEKIRARA CARD」代表 藤原紗耶さん
- 女性向けプレジャーグッズストア「LOVE PIECE CLUB」取締役 北原みのりさん
オーガズムを感じられない日本女性は他国の2倍以上?
世界9カ国の女性に向けて実施された調査*によると、「パートナーとの性行為で、オーガズムを感じる頻度」という質問に対し、日本の女性が「まったく感じない」と答えた割合はなんと41%。他国の女性に比べて2倍以上の日本女性が性行為中にオーガズムを感じられていないという事実が浮かび上がりました。
藤原さんは「実はわたし自身も、20代前半でオーガズムギャップという概念を知るまで、セックスは男性のためにあり、身体の機能面でも女性は感じにくいものだと思い込んでいた。」と振り返ります。
性を楽しむことを自分に許すには
続いて、同じく世界9カ国の女性を対象にセルフプレジャーの頻度を比較したデータ*を参照。ここでも、日本女性がセルフプレジャーを「まったくしない」と応えた割合は46%と最も多く、他国の女性との間に明確な差があることがわかりました。
小澤さんによると、この結果は女性がセルフプレジャーを自然な選択肢として選べているのか?という問いに変換できるとのこと。さらには「日本では、女性のセルフプレジャーは『してはいけない』『はしたない』といった抑圧した雰囲気があった。自分でセクシャルなパーツに触れることを許されてきた時間の差が、ギャップとして現れているのではないか。」と話した。
その上で、30年間日本女性の性と向き合ってきた北原さんが興味深い視点をシェア。「現代はセクシャルな情報が溢れすぎていて、女性たちは性に対してむしろネガティブになっている印象を受けます。街で目にする性的な情報はわたしたちに自分の身体が性的に消費されている印象を与え、自分のために性を楽しむという姿勢を奪っているのではないでしょうか。わたしが30年間活動を続けてきて感じるのは、性的なことで傷ついている女性があまりにも多いこと。だからこそ、セルフプレジャーは自分の性を大事にすること、そして肯定することにもつながるんだよと、これからも伝えていきたいと感じています。」
そして次は、セルフプレジャーを自分の選択肢として持つために、まず何から始めれば良いのか?という話題。
藤原さんは「まずは、自分自身がしたいという気持ちに対して『オッケー』と応えてあげることが大事。アイスクリームを食べたいから買おう!と同じようなテンションで、自分の気持ちに対して遠慮しないことが第一歩ではないでしょうか。」と話し、場を和ませました。
トークセッションの最後は、セルフプレジャーは、誰かがしているから、流行っているからといって無理にする必要はない。自分がしたいときに「してもいい」と思える選択肢の一つとしてあってほしい。と、国際女性デーらしく女性へのエンパワーメントを感じさせるメッセージで締めくくられました。
イベント参加者に配布されたお土産の一部をご紹介。
●Womanizer(ウーマナイザー)「Next」 (画像右)
Womanizer最高級モデル。吸引時の空気の深さを調節できる3Dプレジャーエアー機能を搭載。
●SEKIRARA CARD(セキララカード)「For Self-Care(セルフケア用)」 (画像左)
SEKIRARA CARDは、カップル・家族・友人同士の素直なコミュニケーションをサポートする質問カード。こちらのセルフケア用には自分の気持ちや価値観と向き合うための質問が収録されています。
トークセッションを通じて、女性の性が主体的なものとして尊重されることが、日本ではまだまだ当たり前ではないことが語られました。大事なのは、セルフプレジャーをするかしないかは女性一人ひとりの選択であり、プレッシャーを感じる必要はないということ。したいと思ったら、その気持ちを自分で押し込めずに許してあげられる柔軟さが、自分らしく性を楽しむ第一歩なのかもしれません。
*イベントで参照されたデータについて
Womanizerが2026年2月に調査機関Appinioに委託し、実施した最新グローバル調査。世界9カ国(日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、スイス、スペイン、ドイツ、フランス)において、18歳から65歳までの9000人の男女を対象に調査。
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