起きてすぐのコーヒーが自律神経を乱す理由|医師がすすめる「飲むまでの正しい間隔」
「朝はコーヒーがないと始まらない」―これはもう、現代人の合言葉みたいなものですよね。目覚めの一杯、香りも味も最高。でも実はこの“起きてすぐのコーヒー”、自律神経の観点から見ると、かなりもったいない飲み方になっていることがあります。医師が解説します。
起床直後の体では、すでに「覚醒ホルモン」が出ている
「え、コーヒーって体にいいんじゃないの?」
もちろん、コーヒー自体が悪者なわけではありません。問題はタイミングです。
朝、目が覚めると同時に、体の中ではあるホルモンが分泌されています。それがコルチゾール。
コルチゾールは
・血圧を上げる
・血糖を上げる
・頭をシャキッとさせる
いわば「天然の目覚ましホルモン」です。
起床後30〜60分は、このコルチゾールが自然にピークになります。つまりこの時間帯、体はすでに十分に目覚めモード。
ここにさらにコーヒー(カフェイン)を入れるとどうなるか。
交感神経が過剰に刺激されて、
・動悸
・ソワソワ感
・胃のムカつき
・午前中の疲労感
につながる人が出てきます。
「朝からなんとなく落ち着かない」ーその正体、コーヒーの早飲みかもしれません。
自律神経が乱れやすい人ほど「朝いちコーヒー」に弱い
特に影響を受けやすいのは、こんなタイプです。
☑︎ 寝不足が続いている
☑︎ ストレスが多い
☑︎ 血圧が高め
☑︎ 動悸や不安感が出やすい
☑︎ 午後にドッと疲れる
これらに当てはまる人は、自律神経がすでにギリギリの状態。
そこに起床直後のカフェインが加わると、アクセルを踏みっぱなしの状態になります。
実際、「朝のコーヒーをやめたら、午前中のザワザワ感が減った」という人は少なくありません。
コーヒーは自律神経のスイッチを入れる飲み物。だからこそ、入れるタイミングが重要なんです。
医師がすすめる「コーヒーまでの正しい間隔」
では、いつ飲むのがベストなのか。
結論から言うと、起床後60〜90分後。
この頃には、コルチゾールが自然に下がり始め、「そろそろもう一段ギアを上げたい」タイミングになります。
おすすめの朝ルーティンはこんな感じ。
起きたらまず水分(常温〜ぬるめの水)
↓
朝日を浴びる
↓
軽く体を動かす、身支度
↓
その後にコーヒー
この流れにするだけで、
・覚醒が安定
・集中力が長持ち
・午後のだるさが減る
と感じる人が多いです。
どうしてもすぐ飲みたい人は、最初は薄め、量少なめでもOK。
「やめる」必要はありません。「待つ」だけです。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
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