「サラダから食べているのに血管が傷む」人の共通点とは?医師が教える、ベジファーストの落とし穴

「サラダから食べているのに血管が傷む」人の共通点とは?医師が教える、ベジファーストの落とし穴
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甲斐沼 孟
甲斐沼 孟
2026-02-09

「ちゃんとサラダから食べてます」診察室や健診の場で、本当によく聞く言葉です。たしかに“ベジファースト”は血糖対策の基本。でも現実には、サラダを最初に食べているのに、血管年齢がどんどん老けていく人がいます。「え、じゃあ何がダメなの?」ここには、意外と見落とされがちな落とし穴があります。医師が解説します。

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ベジファーストは万能じゃない、という現実

まず大前提として。サラダから食べること自体は、間違いではありません。

食物繊維を先に入れることで
・血糖の急上昇を抑える
・インスリンの無駄打ちを減らす
これは医学的にも確立しています。

ただし問題は、「どんなサラダを」「どう食べているか」。

よくあるのが、以下の食べ方。

  • コーン、ポテト、マカロニ入り
  • 甘いドレッシングたっぷり
  • 量は少なめで数口だけ

これ、血管目線で見ると「実質ほぼ糖質」なケースも珍しくありません。

特に市販・外食のサラダは、“ヘルシーそうに見えて血糖を上げやすい”構成になりがちです。

血管が傷む人に共通する「3つの勘違い」

サラダを食べているのに血管が老ける人には、かなり共通点があります。

① サラダ=免罪符だと思っている

「先にサラダ食べたから、あとは自由」。これ、かなり危険です。サラダが数口だけで、その後に白米・パン・麺を一気に食べれば、血糖スパイクは普通に起きます。

サラダ
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② ドレッシングを気にしていない

ノンオイルでも、砂糖が多いものは要注意。甘いドレッシングは、血糖を静かに、でも確実に上げます。

③ 食べるスピードが速い

サラダを最初に食べても、5分で完食するような食べ方では意味が半減。

血管にとって一番の敵は、「急激な変化」です。

血管を守る“本当に意味のある食べ方”

では、どうすればいいのか。

ポイントは「サラダを食べる」ことではなく、「血糖の上がり方をコントロールする」こと。

具体的には

  • 葉物、海藻、きのこ中心
  • 噛む回数を意識する
  • ドレッシングは少なめ、できれば油+塩
  • サラダ→主菜→主食を“間を空けて”食べる

この「間」が大事です。

サラダを食べてから、すぐ主食に行かない。これだけで血糖カーブはかなり変わります。

ある50代男性は、「ベジファーストは完璧」と思っていたものの、食べ方を見直しただけでHbA1cと中性脂肪が改善しました。

量を減らしたわけでも、好きなものを我慢したわけでもありません。

まとめ:血管は「順番」より「中身とスピード」を見ている

サラダから食べているのに血管が傷む人は、「やっているつもり」になっていることがほとんどです。

血管が見ているのは、
・何を
・どれくらい
・どんな速さで
体に入ってきたか。

サラダはスタート地点にすぎません。本当に大事なのは、その先の食べ方です。

「健康に気をつけているのに、なぜか数値が悪い」ーそう感じているなら、一度“サラダ神話”を疑ってみる価値はあります。血管は、思っている以上に正直です。

今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。

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