ヨガ×瞑想で心の平和を学ぶ、オランダの「Inner Peace Conference」をレポート
物理的平和と心の平和とは?
かのダライ・ラマ法王も、Inner Peace(心の平和)の大事さを繰り返し説いています。物理的平和と心の平和のうち、まず心の平和から始めなければならず、それは自分の中の「怒り」という武器を捨てる「内側の武装解除」から始まるのだと。
ただ、なかなか自分一人ではどのように始めればいいのかわからないというのも本音。そんな私たちのための手ほどきとして、この「Inner Peace Conference」の空間や場所が用意されているのだと感じました。イベントの「Wisdom(智慧)」パートでは、古代仏教の智慧や知識に加えて最新の脳科学や心理学などの研究結果も発表され、科学的な見解も聞くことができます。最近日本でも聞かれるようになった「コヒーレンス」(一貫性や統一性を表し、脳と心臓の調和状態という意味で使われることも)を意識しながら行う瞑想法も学ぶことができました。
それ以外にも、世界に8人しかいないプラニックヒーラーであるMaster Hector Ramosは、「Inner Peace」を育てていくための具体的な方法を教えてくれました。いま外界で起こっていることをマインドフルに味わいながらも、同時に胸のあたりにある炎のイメージに意識を向け、それを大きくしていくことをイメージしながら呼吸します。そしてそのエネルギーを車輪であるチャクラの力で上下に交流させていきます。また、その状態をあたかも鏡を通して見つめているようにして自分に対して微笑みます。口角を上げることは胃腸の働きをよくするだけでなく、赦しにもつながるのだそうです。「私が若い頃、師匠であるリンポチェに、『師匠は赦せとおっしゃいますが、できません』と苦情を申し立てたことがあるのですが、師匠の答えは『いいからやれ(Just do it)』だった」とMaster Hector Ramoが笑いながら話してくれました。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く