専門家が教える!自分で作れる家庭薬「ナチュラル・レメディ」20選

 専門家が教える!自分で作れる家庭薬「ナチュラル・レメディ」20選
PIXTA

ちょっとした痛みや辛さでヨガから遠ざかって、プラクティスをだめにするのはもったいない!専門家がおすすめする20のナチュラルな治療法を紹介していく。病気やけがを治して、健康な心身になろう!

広告

どこかが痛んだり、つったり、咳が出たりするたびにお医者さんのところに行きたいと思っている人はいない。実際ヨガジャーナル・オーストラリアが行なった調査によれば、回答者のうち75%が、いつもまずは家庭薬を試していると回答し、さらに98%が家庭でできる治療法についてもっと知りたいと回答した。そこで編集部では、医師をはじめとして、ハーバリスト、栄養士、ヨガ講師、瞑想の専門家などから幅広い知識を結集して、さまざまな不調にたいして有効な、しかも自分で作ることができるナチュラルレメディの完全なガイドを用意した。よくある不調をケアするための、自分用の救急箱として活用してほしい。


1. 痛んだ喉に効くナチュラルレメディ

「喉は、口や鼻から入ってくるあらゆる細菌やバクテリアをつかまえる網のような役目を負っています」と話すのはラリッサ・ホール・カールソン。Kripalu School of Ayurvedaの校長を務めている。『the American Journal of Preventive Medicine』に掲載の研究によれば、あたたかな塩水でうがいをすることで、粘液や細菌、バクテリアなどを洗浄することができるし、上気道感染症を予防することもできる。カールソンは、小さじ1/2の海塩をカップ1/2のお湯に溶いたものでうがいをするよう教えてくれた。「冬の間は感染症の予防のために週に2〜3回このうがいをしましょう。喉がちょっと痛いかなという兆候が出てきたときには1日1回に増やして下さい」と彼女は提案する。

2. 消化不良や胃の痛みに効くナチュラルレメディ

お腹の調子が悪いときにすぐにできる対処法としては、いちばん近い台所の戸棚にいって、ベーキングパウダー小さじ1/2を室温の水に入れて、少しずつ飲むというやり方。消化不良や胃の痛みは、胃の内壁と胃酸とのあいだの粘膜関門が、細菌感染やアルコール、食べ物にたいする反応などによって一時的に摩耗してしまっているときによく起こるもの。胃酸が過多になると炎症が引き起こされる。そう説明してくれたのはマリア・マーロウ。彼女はニューヨーク市のInstitute for Integrative Nutritionで統合栄養学ヘルスコーチを務めている。「ベーキングパウダーは重炭酸ナトリウムを含んでいます。これが酸を中和するため制酸薬として作用します」と彼女は言う。

3. 咳に効くナチュラルレメディ

蜂蜜とターメリックで作ったペーストが、古来アーユルヴェーダでは喉の痛みをやわらげ、咳を鎮めるナチュラルレメディとして知られてきた。「ターメリックには抗炎症作用、抗菌作用があり、ハチミツには体をあたため、よごれをかき出す作用があります。そのため余計な粘液を引き離すのにいいんです」とカールソンは説明する。等量の蜂蜜と粉末のターメリックを、ペースト状になるよう混ぜ合わせる。咳が治まるまで、3時間ごとにこのペーストを小さじ1杯食べる(お湯で飲み下す)。ターメリックの風味が苦手な場合、ハチミツだけでも、子供の咳を鎮めるのに、市販の鎮咳剤より効果があった、と『The Journal of Alternative and Complementary Medicine』で発表された研究にある。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

広告

Translated by Miyuki Hosoya



Galleryこの記事の画像/動画一覧

ハーブティー
眼精疲労
PIXTA