女性性とヨガからひも解く「大人の感情コントロール」とは?

 女性性とヨガからひも解く「大人の感情コントロール」とは?
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伊藤香奈
伊藤香奈
2019-02-16

2月から3月にかけては、退職や人事異動の影響を受けて、職場で様々な変化が起こりやすい季節です。急に大きな責任のポジションに配置されたり、欠員の補充もなく仕事を増やされたり。環境の変化が起これば、おのずと心の変化も起きやすくなります。変化の波を上手に乗り換えるにはどうしたらいいでしょうか。女性性とヨガという観点からひも解いてみます。

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"女性ならでは"を知る

仕事を任された、異動を言い渡された、仕事が増えたなど、なんらかの変化が起こった時、女性は「抵抗」や「反発」を感じやすいという特徴を持っています。まず知りたいことは、「私は女性だから、心がそういう特徴を持っているんだよね。だから、こういう感情を抱いてしまっても仕方がないんだ」と冷静に対処すること。特に仕事を頑張っている女性であるほど「新しい仕事を受け入れられない私は、能力がない」と自分を責めてしまったり「なんで私ばかり仕事が増やされるの!」と被害妄想を持ちやすく、さらに被害妄想を持っている自分を責めてしまったりと、心の悪循環を生んでしまっています。あなたがそういう感情を持ってしまうのは、あなたの性格や、あなたの未熟さゆえではなく、女性の特徴のひとつでもあるのです。

さらに感情の深くを観察する

しかしこの抵抗や反発は、さらに深く感情を見ていくと実は「怒り」ではなく、「不安」が根底にあります。また、女性ならではのもう一つの特徴として、本当にあるのは不安という感情なのに、それを抵抗や反発といった、怒りの感情で表現してしまうというクセがあります。

例えば、彼が仕事ばかりしていて相手にしてくれない時、本心は「本当に私のこと好きなのかな」という不安があるはずなのに、いざその感情を表に出そうとすると「なんでいっつも仕事ばっかり優先なのよ!」と怒りの感情をぶつけてしまうということがよくあります。彼が浮気をしてケンカするのも、本当は「私だけを見てほしい」という寂しさが根底にあるのに、「他の女と浮気するなんて信じられない!」という怒りの表現で伝えてしまい、「浮気されていると知って寂しかった」とは素直に言えませんよね。

仕事の状況の変化の中でイライラを感じた時、「その奥にある感情は、どんなだろう」と冷静に観察してみる練習をしてみましょう。心の奥にある感情を観察するのは、恋愛より仕事の方が、冷静に客観的にみられるため簡単です(仕事の場面でこの練習をしていくと、恋愛にも活かすことができます!)。

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