40代以降で増加?!上半身だけをねじれない人は「胸椎」が硬い。体の機能が目覚める胸椎ストレッチ
「上半身をひねろうとすると腰から動いてしまう」「背中の奥が固まっている感じがして、ツイストができない」。そんな感覚がある人は、胸椎が固くなっていることが原因かもしれません。胸椎は、本来ひねる・反らすといった動きが得意な場所。けれど日常生活では、その可動域を十分に使う場面がほとんどなく、気づかないうちに固くなっている場合があります。今回は、ヨガの「糸通しのポーズ」をベースにした、胸椎のツイスト機能を引き出すストレッチをご紹介します。
胸椎を「ひねる」ことができない人が増加
背骨は一見、一つの棒のように見えますが、部位ごとに得意な動きが異なります。その中で胸椎は、
・ひねる
・反らす
といった動きが得意な構造をしています。
歩く、振り返る、腕を振るといった日常動作において、本来は胸椎がしなやかに動くことで、体全体のバランスが保たれています。ところが現代の生活では、正面を向いたまま座る、画面を見続ける、腕を体の前で使うといった動きが中心。胸椎をひねったり、大きく動かしたりする機会が減っています。その結果、動かさない → 硬くなる → さらに動かなくなるという悪循環が起こり、胸椎本来の機能が少しずつ低下してきているのです。
胸椎が動かないことで起こる体への影響
胸椎の動きが小さくなると、体はそれを別の場所で補おうとします。そこでよく起こるのが、
・腰をひねりすぎる
・首や肩で無理に動きを作る
といった代償動作。本来ツイストを担当するはずの胸椎が動かないため、腰や首に負担が集中し、腰の重さ、肩こり、首の違和感につながりやすくなってしまうのです。
また、胸椎の動きは肋骨とも深く関係しているため、硬くなると呼吸の広がりも制限されがち。「息が浅い」「胸が広がらない」と感じる背景にも、胸椎の可動性低下が隠れていることがあります。
胸椎のツイストを深めるストレッチ
ヨガの「糸通しのポーズ」をアレンジすることで、胸椎に対してねじる+ひらくという刺激を同時に与えることができます。背中をツイストした状態で腕を広げると、胸の前側と背中側が引き離されるような感覚が生まれ、胸椎の一つひとつが動きやすいと感じられるでしょう。
体を大きく動かさなくても、「背中の奥がじんわり動いている」と感じやすいこのストレッチは、四つ這いをベースにしているため、腰に負担がかかりにくく、胸椎に意識を集中しやすいのも大きなメリット。腰や首でごまかさず、ツイストを胸椎で行う感覚を取り戻していきましょう。
胸椎がほぐれると体の機能も目覚める
今回ご紹介するストレッチを続けていくと、ツイスト動作をする際の「腰だけが動いている感覚」が減り、背中の中央が自然に動くのが感じられるようになります。すると、
・振り返る動作がスムーズになる
・肩や首に力が入りにくくなる
・腰の張りが溜まりにくくなる
といった、体にうれしい変化も。さらに、胸椎と肋骨が動くことで、呼吸が背中や脇腹まで入りやすくなり、呼吸の質そのものも向上します。胸椎を動かすことは、柔軟性を高めるだけでなく、体を本来の使い方に戻していくための重要な要素。機能が回復することで、不調が出にくい体へと整っていきます。
固くなった胸椎をほぐすストレッチ
1)膝を腰幅程度に開いた状態で、四つ這いの姿勢になります。
2)左腕を右脇の下へくぐらせ、左の肩とこめかみを床へ下ろします。可能であればできるだけ奥に肩を入れましょう。
3)あごを引き自分のつま先をのぞき込みます。
4)右手をまっすぐ天井へ伸ばし、無理のない範囲で後ろまで開きます。力まず、重力に任せながらじわじわ広げていきましょう。も難しい場合は、2)の状態でキープしても効果的です。
動画で動きを確認したい方はこちら
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