姿勢が悪いのは「背骨が固まっている」から。背骨を柔らかくして美姿勢を取り戻すねじりヨガ

姿勢が悪いのは「背骨が固まっている」から。背骨を柔らかくして美姿勢を取り戻すねじりヨガ
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西浦りさ
西浦りさ
2025-12-19

日常生活の動作でほとんど行われないのが「ねじる」という動作。姿勢の悪さや冷え、内臓の不調など、さまざまなトラブルがねじることで解決できるかもしれません。ねじりの知られざる効果を徹底解説します。

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 意外と知らない「ねじり」の重要性

ねじり動作で使われる部分のメインは背骨です。背骨を軸に回旋をするのがねじりの仕組み。一方現代の生活では回旋の機会が極端に減っています。背骨を前後に曲げる、左右に倒す動きは日常でも使われますが、ねじる動作はほとんど行われません。その結果、背骨の動きが悪くなり、さまざまな不調を引き起こしてしまうのです。

こんな人はねじり不足かも!

・背中の広い範囲が固まりやすく、こりや硬さを感じる
 • 体幹が弱い
・正しい姿勢を維持するのがキツい
 • 内臓周囲の巡りがちで、消化や排出などにトラブルがある
・冷え性
 • 腰痛

ねじりが身体に与える3つのメリット

背骨がしなやかに動き、姿勢が整う

背骨は積み木のように積み重なっており、一つずつ動きます。ねじり動作は、この細かい「椎骨の連動」を引き出すため、首〜腰の固さがほぐれ、自然と姿勢が伸びやすくなります。猫背や反り腰が気になる人にも役立つ動きです。

冷えの対策につながる

身体をねじると、腹斜筋など「回旋を担当する筋群」しっかり働きます。これらは、腹横筋・多裂筋といった深部の筋肉とも連動して働くため、お腹まわりの血流が高まりやすくなります。特に、お腹や腰まわり、下半身全体の冷えなど、「深部の冷え」を感じる人は、体幹が十分に動いていないことが多く、ねじる動作によって身体が自分で熱を生みやすくする環境が整います。

内臓まわりの動きが促され、便秘や重だるさが改善する

身体をねじると、腸管周囲の筋膜や深部の筋肉がバランスよく動き刺激されます。腸の動きやすさにつながり、お腹のハリ、便秘、食後の重さなどが軽くなります。

ねじりのポイントを覚えよう

ヨガでねじりのポーズを行う際に大切なのが、背骨を真っ直ぐ立てて行うことと、首からねじること。

ほかには、動かす順番も大切。背骨は大きく3つに分かれ、ねじれる可動域が異なっています。頸椎(首)はもっとも回旋しやすく、胸椎(背中)はやや回旋でき、腰椎(腰)は回旋は苦手で、わずかにしか動きません。首から順番に動かして、腰に過度な負担をかけないようにする必要があります。

身体を優しくねじるヨガポーズ

①脚をまっすぐ伸ばし、長座で座る。

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photo by Risa Nishiura

②左の膝を立てて、右脚の外側におく。

【ポイント】このとき、両座骨(お尻の骨)がしっかり床につくように座りましょう。難しい場合は、左脚をクロスせずに立てるだけでOK。

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photo by Risa Nishiura

③右手で左膝を胸に引き寄せ、首・胸・腰(少し)の順番で身体を左にねじる。

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photo by Risa Nishiura

④できる人は、手を合掌してみて。ひじで左膝を押しやすくなる反面、ねじりすぎて腰を痛めることもあるので注意。

【ポイント】背骨はできるだけまっすぐの状態を保ち、心地よい範囲でねじりましょう。

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photo by Risa Nishiura

⑤ゆったり10呼吸して正面に戻ったら少しの間休息を。同様に反対も行う。

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photo by Risa Nishiura

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