寝ても疲れが残るのは「背中がオフにならない」から?回復力を高める"仰向けねじりのポーズ"
しっかり寝たのに疲れていませんか? 十分な睡眠時間をとっているのに、朝起きると体がだるい。休んだはずなのに疲れが抜けない。そんな悩みを感じている方は多いのではないでしょうか。仕事や家事に追われる毎日では、体だけでなく神経も緊張しがちです。実はその疲労感、背中の緊張が抜けていないことが原因かもしれません。今回は「仰向けねじりのポーズ」で体の回復をサポートする方法をお伝えします。
背中の緊張が抜けないことが、疲れが取れない原因になるかも
寝ても疲れが残る原因は、背中の筋肉が緊張したままになっているからかもしれません。背中には自律神経が通っており、緊張状態が続くと交感神経が優位なまま眠りについてしまいます。すると体が「オン」の状態になりやすくなり、睡眠への導入がスムーズに行われにくくなります。背中がこわばった状態だと、姿勢を変えるために必要以上に寝返りも増え、睡眠の質が低下する恐れも。
背中をゆるめて、体を回復モードに切り替える
体の回復力を高めるには、寝る前に背中の緊張をゆるめることも大切です。背中がほぐれると副交感神経が優位になり、体が自然と「オフ」の状態に切り替わりやすくなります。リラックスした状態で眠りにつくことで、睡眠中の自律神経バランスを整えますし、寝付きにくさや睡眠中の寝返りを減らすことも期待できます。翌朝の目覚めにも良い効果が現れそうですね。
仰向けねじりのポーズで背中をゆるめる
背中の緊張をゆるめるのにおすすめなのが「仰向けねじりのポーズ」です。仰向けで体をねじり、背骨まわりの筋肉をストレッチするポーズです。寝た状態で行うため力が抜けやすく、深いリラックス効果が得られます。就寝前の習慣にすると、体が休息モードに入りやすくなります。
仰向けねじりのポーズのやり方
1. 仰向けに寝て両腕を横に広げ、右膝を立てて胸の方に引き寄せる。
仰向けに寝て右膝を立て、左手で膝を抱える。右手は横に伸ばしておく。
2. 息を吐きながら右膝を左側に倒し、顔は右に向ける。左手で右膝を軽く押さえ、両肩は床につけたまま保つ。
両肩は床につけたまま、息を吐きながら右膝を左側へ倒す。苦しくなければ顔を右に向ける。
3. そのまま5呼吸から10呼吸キープし、反対側も同様に行う。
効果を高めるコツ
ポーズ中は深くゆっくりとした呼吸を続け、吐く息ごとに体の力を抜いていきましょう。膝が床につかなくても、気持ちよく伸びを感じられる位置で止めれば大丈夫です。照明を落とした寝室で行うと、よりリラックス効果が高まります。寝る前にスマホを見てしまう代わりに、取り入れてみてください。より睡眠の質の向上につながりますよ。
記事監修/本田雄介
体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指してインドでRYT200〜500修了。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業後、アパレル業界で就職するも、40歳を前に「自分らしさとは?」「人生の意義とは?」と考え始める。ヨガのもつ効果や精神性にも惹かれて転身を決意。インドで資格取得後、大手ヨガスクールでインストラクター養成講師を務め、2025年からフリーランスに。Instagram:@honhon180
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