【ひどい肩こり、根本から楽になる】筋肉のほかに目を向けるべき「もう一つのトラブル源」解消ほぐし

【ひどい肩こり、根本から楽になる】筋肉のほかに目を向けるべき「もう一つのトラブル源」解消ほぐし
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伊藤香奈
伊藤香奈
2026-01-20

一言で肩こりといってもさまざまなレベルがあります。なんとなくゴリゴリする、動きが悪いという軽いものから、痛い、重い、しびれる、動かせない、といった重度なものまで。慢性的&重度の肩こりには、筋肉へのアプローチだけでは不十分な場合があります。

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肩こりの原因は「神経」にもあった

肩こり解消法といえば、ストレッチやマッサージでやわらげる方法や、お風呂などで血行を良くする方法など、多くのアプローチが知られています。今回「さまざまなアプローチをしても肩こりが改善しない」人にお伝えしたいのが、肩を通る神経に目を向けることです。

肩こりへの影響が大きいといわれている2つの神経

以下の2つの神経は、肩周りの筋肉の動きを支配しているため、神経の通りが悪くなると肩こりにも影響があると言われています。

・副神経…胸鎖乳突筋と僧帽筋の間を走行し、主にこの2つの筋肉を支配している

・肩甲背神経…首から出て肩甲骨の内側を走行し、主に菱形筋(りょうけいきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)を支配している

肩の神経_肩甲背神経
筋肉の間を走行する神経。黄色の管が神経
イラストAC

神経が肩こりに影響する理由

肩こりの原因は、神経そのものが硬化するというより、神経の通り道(筋肉・筋膜・靭帯など)が緊張して動きにくくなることが考えられます。肩の筋肉がこわばると、神経が圧迫されたり、引き伸ばされやすくなります。また、神経の周りには血管が走っているため、神経が圧迫されると周辺の筋肉の血流が悪くなり、神経の働きが鈍くなることも。その結果、筋肉が緊張し続け、リラックスできずに不調につながってしまうのです。

肩こりに悩む女性
イラストAC

腕のしびれや頭痛も神経からの影響の可能性あり

肩こりの悪化により腕のしびれがある場合は、首ー鎖骨ー腕につながる神経の影響が考えられます。また頭の後ろ側の頭痛を感じる場合は、後頭部にある後頭神経からの影響の可能性も。症状によって神経へのアプローチ法は異なるため、神経へのアプローチは専門的な理解と繊細なアプローチが大切。整体や治療家に頼ることも考えてみましょう。

簡単にできる神経をゆるめる「首ほぐし」

慢性的な痛みがある人の中には、「ストレッチの姿勢自体がツライ」という人もいるでしょう。そんな時は、筋肉と神経をたるませるだけでも効果あり。神経は伸ばすと緊張するため、神経をたるませ、余裕を持たせるようなアプローチをすることで、肩周りが軽く感じられるかもしれません。今回は神経の通り道である首にアプローチします。

肩こりほぐし
イラストAC/Canva

【beforeチェック】上を向いてみたり、左右に首を動かしてみたり、肩を回してみたりして、首から肩周りの状態をチェックしましょう。

【神経をたるませる首ほぐし】

1)首と頭蓋骨の付け根の真ん中にあるくぼみ(一般的にぼんのくぼと呼ばれている場所)に中指を当て、その両側にある筋(筋肉)をつまむように親指をおく。

2)首を軽く後ろに倒し、脱力する。首の角度は真上ではなく、斜め45度くらいを目安に。

3)1分程度、ゆったりと呼吸をする。

4)手を入れ替えて、逆側も同様に行う。

【afterチェック】beforeチェックと比べて、首の後ろのゆるみや、首や肩が動かしやすくなっているのを感じましょう。

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