寒いと悪化する肩こり・首こり。辛い人は「頭と肩の筋肉のアンバランスを改善すべし」やり方は?
寒くなるについて、肩こり・首こりがつらく感じていませんか?寒さのため肩を縮める姿勢が多くなると、さらに肩こりが重たくなってしまうかもしれません。
ストレートネックとは?
首の骨は本来、少しカーブしながら上に伸びている形です。このカーブがあることにより、4~6Kgといわれている重たい頭をしなやかに支えています。
しかし近年は、ストレートネックと呼ばれる、首の骨がまっすぐになまま固まってしまう不良姿勢の方が多く見受けられます。スマートフォンの長時間使用やパソコン作業など、下を向いた姿勢を長時間続けることが主な原因のため「スマホ首」とも呼ばれ、現代の生活習慣が生んだ不調の1つです。
まずはあなたがストレートネックかどうか、チェックしてみませんか? チェック方法はこちら。
1)壁を背にして立つ(この時は背中をつけずに、壁から5cmくらい離れて立っている状態)
2)その姿勢を保ったまま、少しずつ後ろに下がる
3)カカトやお尻、背中が壁につくと同時に、後頭部も壁についた場合は正常。カカトや背中だけ壁につき、頭が壁から離れていたらストレートネックと判断できます
自分でチェックしようとすると、どうしても良い姿勢で行いがちなので、いつも通りの脱力した姿勢で行ってみてくださいね。
ストレートネックを放置すると顔も大きくなる?!
ストレートネックは、首の骨の位置のズレといわれていますが、骨の位置が悪いということは筋肉のバランスも崩れているということ。
ボーリングのボールほどある重たい頭は、鎖骨から頭蓋骨に向けてついている胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と、背骨から頭蓋骨に向けてついている頭板状筋(とうばんじょうきん)という2つの筋肉がテントを張るように斜めに支え合っています。この2つは、頭蓋骨の付着部が重なっているため、お互いにがランスを取り合いながら働きますが、頭の位置が前にズレると、前側の胸鎖乳突筋は縮こまり、後ろ側の頭板状筋は伸ばされた状態で硬くなってしまうのです。
つまり、テントの張りがアンバランスで、どちらにも負荷がかかってしまっている状態というわけ。これにより、筋肉が硬くなる→血流が悪くなる→顔がむくみやすくなり顔が大きくみえる、と顔の印象にも大きく影響してしまいます。頭の位置を元に戻し、筋肉の長さのバランスを整えて、顔周りの血流をアップしていくことが大切になります。
筋肉のバランスを取り戻すエクササイズ
2つの筋肉のアンバランスを整える為には、縮こまった前側を伸ばす&伸びきった後ろ側を縮める、という逆の動作が効果的。
今回は四つん這いで簡単に行えるストレートネック改善エクササイズをご紹介します。
1)四つん這いになる
2)首をだらんと脱力して下を向く
3)首の後ろの筋肉を使って目線を起こす(目線は5m先を見るくらい。上にあげすぎないのがポイント)
10回程度を目安に繰り返すことで、伸びてしまった首の後ろの頭板状筋を鍛えることができ、首のポジションを正しい位置に保持する筋力を養うことができるでしょう。
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