アラフォーヨガ初心者!本田ゆうすけのインド修行記【本場アーユルヴェーダを体験編 ♯11】
アラフォー体ガチガチのヨガ初心者、本田ゆうすけさんが本場インドでRYT500を取得するまでの波乱万丈!?エピソードをお届けする人気連載。今回はインド医学の「アーユルヴェーダ」を体験。その時ゆうすけ氏に起こった恥ずかしすぎる悲劇とは! そしてゆうすけ氏と相性の良い女性のタイプも判明!? 隔週土曜更新。
前回は、ヨガ哲学についてお話しました。精神性が高く、それでいて実用性も兼ね備えた、深~い哲学です。僕はまだ学びの入り口に立ったばかり。時間をかけて勉強しながら、少しずつ日常に取り入れていきたいなと思います。
さて、ヨガ哲学では、宇宙に存在する全てのものが‟五大元素”から成るという概念があります。例えば、火の元素・水の元素といった、異なる性質の組み合わせで、万物は構成されていると。同じ概念を有しているのが、‟アーユルヴェーダ”と呼ばれる伝統医療。インド・スリランカが発祥の地で、ヨガの妹分とも言われています。今回は本場で受けたアーユルヴェーダの施術体験を、ご紹介していきます。
ヨガ仲間に同行し、施設に到着!外観の雰囲気は?
日本でのアーユルヴェーダは、どちらかといえば美容のイメージが強いのではないでしょうか。インドでは、アーユルヴェーダ医師の国家資格もあるようです。現地の施設も診療所の雰囲気。合宿中、何人かのヨガメンバーが通院していました。腰痛改善、疲労回復、目的もいろいろ。興味があったので、同行させてもらうことに。最寄りのアーユルヴェーダ診療所まで、オートリクシャで10分。インドらしいピンクがかった建物と、味のある大きな看板がお出迎え。「CLINIC(クリニック)」と掲げられていますので、やはり医療としての認識が強いみたいですね。
ショック…独身男に突き付けられた残酷な診断結果とは!?
まずは診察室で先生の診断。アーユルヴェーダでは、人には生命エネルギーがあると考え、それを“ドーシャ”と呼びます。ドーシャには、“ヴァータ””ピッタ”“カパ”という三つタイプがあり、それぞれ異なる性質を持ちます。この性質を決めるのが、冒頭で触れた“五大元素“の配分。ヨガジャーナルさんの方でもアーユルヴェーダの体質診断ページがありますので、そちらも参考にしてください。文中の、青色の文字から関連ページへ移れますよ(^ ^)
3つのドーシャのどれに属するかを、先生が診断してくれます。診察カルテのようなものに、名前や生年月日などの情報を記入。いくつか問診も受け、額に手を当てられたり、脈をとられたり。思った以上に、じっくり時間をかけて診断をしてくれます。そして、気になる診断結果は、‟ヴァータ”。痩せ型・飽きっぽい・冷え性・動作が早い・忘れっぽい・知的・好奇心旺盛・影響されやすい…といった特徴。同じ‟ヴァータ”タイプでも、‟風”の元素が強い人、‟空”の元素が強い人、というように人それぞれ違いがありますので、当てはまる特徴も変わってきます。その時一緒に行ったメンバー3人は全員‟ヴァータ”タイプでしたが、その後に先生から言われた言葉は、それぞれ違うものでした。
僕の場合は、なかなか衝撃的な言葉を頂きました。それは、「Women will not love you(女性はあなたのことを愛さないでしょう)」。
………え?俺は女性に愛されないの??Σ(゚Д゚) アラフォー独身男性としては、ショックの大きい言葉です(笑)。ただ、話を聞いていくと、ニュアンスが変わってきました。次のような内容です。
「風や空の特徴をもつ″ヴァータ”タイプは、いろんな場所へ出かけたり住んだりする機会が多く、適応力もある。そして君は、物事にバランスよく対応し、それぞれにエネルギーを割くことができる。ただ、恋人は君のエネルギーが他の物事にも向けられることに、寂しさを覚えるかもしれない。最初は君を愛していた恋人も、離れていく可能性がある」
と、いうことでした。全く愛されないわけではないようです。相性のよい女性のタイプは、「居場所の定まらないヴァータタイプをつなぎとめておけるような、多少束縛する女性」とのことでした。今後の参考にします(^^;
施術はまさかの…ほぼ全〇!
他に、仕事についてもお話してくれました。「文章を書くよりも、口で話す方が向いている。人前で講義をしたり、先生のような職業が良い」と、ヨガインストラクターを目指す身として最高のお言葉を頂きました!…あれ。でも、今まさに文章書いちゃってるけど…ま、深く考えすぎても良くないので、診断内容はポジティブにとらえていきたいと思います。そんなこんなで、占い的な要素も含みながら、楽しい診断をして頂きました。
診断の後は、マッサージタイム!施術には、薬草や植物抽出のオイルなどが使われます。診断結果をもとに、その人に合わせて原料の調合もするらしいです。
案内されたのは、廊下とカーテンのみで仕切られた、3畳程度の簡素な部屋。ベッド以外は施術用の器具があるくらい。穏やかそうなインド人の男性が部屋でスタンバイしていました。あまり英語も通じない様子で、ジェスチャーで服を脱ぐように指示されます。どこまで脱いだらよいのかもわからず、とりあえず下着姿に。すると、無言でパンツも指さしてくるスタッフ…(えっこれも?)初対面のインド人の前で全裸になるという、いろいろと複雑な心境。エステやオイルマッサージを受けた経験もないので、正解がわかりません。恥ずかしがった方が恥ずかしいと思い、裸になってベッドの上へ。
すると、スタッフもシャツをガバッと脱いで、上半身裸に。あとあと考えると、単純にオイルで汚れないために脱いでいたのでしょうが、その瞬間は(何をされるんだ?!)という恐怖感(笑)。
もう一つ困ったことは、裸を隠すために渡された、気休め程度の布切れ。なんせ、大きさは1万円札程度。ベッド脇に付けられた扇風機の風で、いちいちめくれてしまいます。それを毎回優しく直してくれるスタッフ。うーん、せめてタオルとか用意してくれると嬉しいのですが(笑)。
施術の効果とお値段は??
しかし、施術の方はさすがです。仰向け~うつ伏せの体勢で、足先から首筋まで、丹念にオイルマッサージ。ハーブ類を熱して布で包んだものを、体の各所に押し当てたり。血流がよくなり、全身がポカポカしてくる感覚です。みっちり1時間くらい時間をかけてやって頂きました。一緒に行ったメンバーも、大体同じくらいの時間で終了。女性は下着のままで良かったようです(笑)。施術内容は、その人の症状や気になる箇所によって変わってきます。アーユルヴェーダのイメージそのままに、額にオイルを垂らしていくものもあれば、筋肉疲労の緩和を目的に、ボディマッサージを中心に行うものもあります。
値段はうろ覚えなのですが、診断~施術まで合わせて¥2,000〜¥3,000くらいだったように思います。外国人料金で釣りあげられているとしても、満足・納得の金額でした。もしインドを旅する機会があれば、アーユルヴェーダ体験してみてくださいね。
さて、前回スタートした新コーナー「インドあるある」。アーユルヴェーダ話が少し長引いたので、今回は割愛させて頂きます(笑)。次回以降、楽しみにしてもらえたら嬉しいです!
それではまた。NAMASTE‼︎
本田ゆうすけ
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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